パチンコ依存問題の相談機関であるリカバリーサポート・ネットワーク(RSN)の機関紙「さくら通信」第157号(5月21日発行)によると、4月中に受けた相談数は285件(支援室41件含む)と3月より116件減少。初回相談では50%を割り込む動きがあり、夜間相談を開始してから最少の相談件数となった。
285件のうち、日中(10時~16時)が152件(支援室29件含む)、夜間が(16時~22時)133件(同12件含む)。2006年4月からの累計相談数は3万9148件となった。
相談(初回117件・41%)の集計では、本人からの相談は98件(84%)、家族・友人19件(16%)。本人相談経路では、ホール内ポスター48件、インターネット21件、家族・友人・知人2件、ホール関係者2件、ホール貼付ステッカー1件、ホール配布物1件、WEBアプリ1件と、ホール内ポスターが一番多かった。また活動報告として、自粛中にパチンコに行く人たちに関する電話等の取材に対応し、その一部が記事となったことを紹介している。
また、機関紙冒頭の近況報告では、早く当たり前の日常の感覚に戻りたいという想いを持っている人が多いなか、「強引に日常の感覚に戻ろうとすれば、そのひずみが生活のなかで生じる危険があります。今までコントロールできていたはずの感情や行動が、コントロールを失うことにもつながります。ストレス解消のはずの遊びが、危険な生活習慣になってしまうかもしれません。自分だけは大丈夫とは思わずに、体調にこころもちにも気をつけ、助け合いながら、この厄介な時期を乗り越えていきましょう」と注意を呼び掛けている。
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