広告宣伝規制に関わる自主規制の強化が全国的に続くなか、1月に入り、新たに北海道・札幌の遊協組合で自主規制の強化が行われた。
札幌方面遊協及び札幌遊協は1月24日、合同理事会を開き、自主規制規約の一部改正を決定。全ての媒体(店舗内外、電波、紙、WEB関係問わず)でイベントの広告宣伝を禁止した。イベントには「有名人や芸能人の招聘」「雑誌やルポライター等による取材及び来店イベント」「これらに類するショーやイベントの開催」が含まれる。
自主規制の改正は、行政からの指導がひとつのキッカケとなった。昨年12月26日、道警本部保安課課長補佐は組合関係者に対し「最近、情報誌記者、ユーチューバー、並ばせ屋といった人物の来店を告知する広告、宣伝が目立ってきているが、これらの事前告知はホールによるイベント告知の一形態と疑わざるを得ず、個々の事案にもよるが『射幸心をそそるおそれのある方法での営業』に該当する可能性が極めて高いと認められることから、組合として対策を講じられたい」と指導し、新たな対策の実施を要請していた。
このほか岩手県遊協では、1月24日付けで、組合員ホールに文書を発出。同県遊協の自主規制(申し合わせ事項)として「『イベント』関係については、名目の如何を問わず禁止する」と規定していることを改めて伝えた。合わせて、規定を前提とした自主規制(申し合わせ事項)の遵守を求めている。
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