岐阜県遊協は5月28日、岐阜市の遊技会館にて第59期通常総会を開催。当日は、新型コロナウイルス感染症の影響により来賓祝辞と行政講話は取りやめ、会場では出席者の検温やアルコール手指消毒、マスク着用、換気など徹底した感染防止対策がとられた中での開催となった。
総会は、組合員総数138名中、委任状出席を含め125名の出席により成立。2019年度の事業・決算報告、2020年度の事業計画・収支予算など8つの議案が上程され、全て滞りなく承認可決。任期満了に伴う役員改選では、大野春光理事長を再任した。
大野春光理事長は再任にあたり「百年に一度の世界的厄災の中、教科書には書かれていない新たなコロナとの共生社会に向けて、業界がどう生き延びるのかを我々は手探りで進めていかなくてはならない。この時代に重い役職を担うことになったが組合員の意見を支えに、この厄災を乗り越えたい」と語った。
総会では行政講話が取りやめとなったが、組合員には岐阜県警察本部生活安全総務課の三輪哲久課長補佐の書面講話が当日配布された。三輪課長補佐は講話の中で、「感染の第2波、第3波が懸念されており、店舗でクラスターが発生してしまえば、これまでの営業自粛やご苦労が水の泡になってしまう事態になりかねない」と、引き続き感染予防対策に万全を尽くすよう要請。さらに、旧規則機の撤去期限延長、ギャンブル等依存症対策、今年にかけての違反事例についても言及しており、宣伝広告関連では「営業自粛で収益が落ちたから何とか取り戻そう等という理由から違法行為や射幸心をあおる宣伝広告などは厳に謹んでいただきたい」と法令遵守と健全営業について理解と協力を求めた。
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