大阪府遊技業協同組合(大遊協)の平川容志理事長は27日に放送された情報番組「キャスト-CAST-」(ABCテレビ)に出演し、大阪府からの休業要請に応じず営業を続けているパチンコ店に対して従業員の命の大切さを訴え、休業を促した。
当該店舗からの「速やかに休業したいところであるが、従業員の雇用の確保、生活の保障をしなければならない。現状においては、資金計画・資金繰りへの対応を全社挙げて行っており、いまだそのめどがたっていない」との説明に対し、平川理事長は組合加盟のパチンコ店は全て休業しているとしたうえで「業界の人間として非常に残念に思っている。組合の店舗も(経営が)苦しいところがたくさんある。その中でもふんばって感染拡大防止のために休業して頂いているので条件はみんな同じ」と主張。さらに「従業員の生活を守るためと言うが、一番大事なのは命」だと訴えた。
また、番組では今月24日に経済産業省がセーフティネット保証の対象業種にパチンコ店を追加したことについてもふれられた。
パチンコ店も平等に融資を受けられるようにとインターネットを通じて署名活動を行った千葉県のホール経営者である張本哲也氏へのインタビューで「この発表が出た後に休業に入るという方が数十名いた。融資が受けられなかったことを知らないままバッシングを受けている状況はかなり多い。事情の背景が分かればすごく共感し納得してくれる人が多かった」とのコメントを紹介し、休業できないとするパチンコ店が存在する背景にはこうしたほかの業種とは異なる事情があることが伝えられた。
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