札幌方面遊技事業協同組合(合田康広理事長)を含む5方面遊技業協同組合及び、一般社団法人 日本遊技関連事業協会北海道支部・北海道遊技機商業協同組合・回胴式遊技機商業協同組合北海道支部の8団体は1月24日、ANAクラウンプラザホテル(札幌市中央区)において、合同賀詞交換会を開催し、道内を中心に業界関係者が多数参加し新年を寿いだ。
合同賀詞交換会に先立ち、北海道警察本部保安課の松橋一生課長が、「遊技業界全体の取組といたしまして、業界がおかれている厳しい現状について危機意識を共有していただき、適切かつ着実に取組を進めていただいていると思いますが、ぱちんこ営業のさらなる健全化を推進する上で特に必要であると思われる点」として3点を要請した。
■ぱちんこへの依存防止対策については、営業者、管理者に向け4点要請した。(1)RSNの営業所内外における周知(2)自己申告・家族申告プログラムの導入(3)過度の遊技にならないよう注意喚起の実施(4)18歳未満の者の営業所立入禁止の徹底。
■検定機と性能が異なる遊技機の問題について/くぎ曲げ事案等、不正遊技機の根絶。
■広告宣伝の適正化の徹底/取材などの広告宣伝については、全国的には自主規制を行っている地域もあると承知しているが、道警としては厳しく見ている。業界自らの取組によって広告宣伝の健全化を進めていただきたい。
開会の挨拶に立った札幌方面の合田理事長は、北海道胆振東部地震(2018年9月6日)の被災からの一日も早い復興に業界としてできる限りお手伝いしていきたいと挨拶。「業界にとって昨年は色々な事がありました。ここ数年、前向きな話ができず、厳しい状況は本年も変わっていない。依存に始まり、依存に終わる一年と思う。そして我々に求められているのは、健全化に他ならない」と地域と共に継続した取り組みを述べた。
来賓には高木宏壽会長(自民・札幌支部連合)、岩本剛人議員(北海道議)を迎え、祝辞があった。乾杯の音頭に立った伊豆正則相談役(回胴遊商)は、「長年業界に身を置かせていただいている一人だが、昨年の規則改正は、依存対策という趣旨で打ち出された。業界は責任ある遊技を提供し、お客様には自覚を持って遊技していただくという取り組みにより解決すると思う」と述べ、大同団結が重要として、まずは北海道が一丸となる意義ある会合と呼びかけ、懇親を深めた。