全商協は6月27日と28日の2日間にわたり、第2回全国指導員養成研修会を開催し、各地区遊商から選出された指導員21名が受講した。
昨年度に続いて今回も全国で中古遊技機を取扱う遊技機取扱主任者が同じスキルで点検確認業務を遂行するため、全商協や各地区遊商ではなく、第三者機関として設立された教育機関「一般社団法人遊技機取扱技能研修センター」に委託して、独自の研修カリキュラムに則った講習を行った。
開催に先立ち、全商協の中村昌勇会長から「皆様には所属されている地区の代表でいらしているという使命をもって、しっかり受講して頂き、各地区にお戻りになりましたら、組合員販社に従事されている取扱主任者の皆様にしっかり指導していただきますよう、よろしくお願いします」と挨拶があった。
研修会初日は、同研修センター講師より、遊技機取扱主任者の資格と責任、業界の歴史の中で見る販社の役割、また保証書の重要性の講義が行われ、最後に実機を用いた27項目の点検確認実習を行い終了した。2日目は、遊技産業健全化推進機構と日本遊技機工業組合より派遣された講師による最近の不正問題や不正対策、不正箇所点検確認の講義が行われた。特に不正箇所点検確認の講義については、今回の研修会から新たに組み込まれたカリキュラムとなるため、前年度、研修会を修了した指導員16名も参加し、実機を使いながら個別研修も行われ、不正根絶に向けた取組みについて更に理解を深める講義となった。その後、今年度の受講者21名による効果測定とその解説が行われ、研修会は終了した。
今回の研修会に合格した受講者には修了証とバッジが交付され、各地区遊商で行われる遊技機取扱主任者講習会において指導員として活躍する予定。
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