パチンコホール経営企業5社は1月30日、その1社である(株)ダイナム本部(東京都荒川区)において依存対策の取組みを推進し、安心して楽しめるパチンコ・パチスロ提供の共同声明を行った。
会見に臨んだのは、(株)ダイナム・藤本達司代表取締役、(株)マルハン・韓裕代表取締役、(株)ニラク・谷口久徳代表取締役、夢コーポレーション(株)・加藤英則代表取締役、合田観光商事・合田康広常務。5社合計では全国800店舗を超えるパチンコホールの経営代表者が集まり、今後の依存対策の取組み推進を内外に発信した。
昨年2月に改正規則等の施行を受け、管理者の業務として依存対策が義務付けされた。そしてギャンブル等依存症対策基本法(2018年7月13日公布・同年10月5日施行)による取組みが4月よりスタートする目前という時期、「お客様に安心して遊んでいただけるようにする事が、私たちの共通認識。ホールとして遊びにプラスになる行動をするのがホール側の社会的責務」と藤本社長は共同声明の意義を伝えてその模範を示していく事を誓った。今後、今回の取り組みを動画として一般公開を予定しており、全国的に働きかけていく。
『共同声明』
合田観光商事、ダイナム、ニラク、マルハン、夢コーポレーションは、パチンコ依存に対し、遊技を提供する立場として、真に依存対策となる「予防」のためのアプローチに注力し、安心して楽しめるパチンコを提供いたします。そして、本日の取り組みの動画を一般公開し、全国のパチンコホールがパチンコ依存対策に取り組むよう働きかけていきます。
<具体的な取り組み>
1.パチンコを提供するホール法人の責務として、「予防」を中心としたパチンコ依存対策を行い、店舗で働く全従業員が行動します。
2.この活動は5社に留まることなく、全国のホール法人が依存対策に取り組めるよう、先頭に立って啓蒙・牽引します。
3.そのスタートとして、本日の勉強会の動画を動画サイト(YouTube)にて一般公開し、誰もが学習し、行動できるようにします。
※写真説明
共同声明を発表したホール5社代表。左から合田常務(合田観光商事)、藤本社長(ダイナム)、谷口社長(ニラク)、韓社長(マルハン)、加藤社長(夢コーポ)