一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進/佐藤正夫代表理事・会長)は11月22日、ホテルインターコンチネンタル東京ベイおよびオンラインにて令和4年度秋季セミナーを開催した。3年ぶりに会場も借りて開催した今回の秋季セミナーには、オンライン参加を含め200名を超す会員が参加した。
冒頭で挨拶を述べた佐藤会長は、会員企業における日頃の感染症対策に敬意を表す一方、他産業ではコロナ禍でも注目を集めるサービス等が台頭する中、遊技業界でもユーザーとの情報接点を深めつつ、機会創出に向けた取り組みの推進を求めた。また、今般登場したスマート遊技機を契機としたノンユーザーの取り込みにも期待を寄せた。
セミナー前半では、警察庁生活安全局保安課の坂ノ上課長補佐からの行政講話をはじめ、今夏の参院選で業界を挙げて応援した木村義雄氏からの挨拶に続き、自民党・遊技産業議員連盟で事務局長代理を務める古賀篤衆議院議員から「遊技産業議員連盟とパチンコ業界」の演題で講演が行われた。
セミナー後半では「政治」と「遊技機」の2つのテーマを取り上げたパネルディスカッションを行い、それぞれのテーマでパネラーを入れ替えつつ、業界の将来に向けた意見が交わされた。
パネルディスカッション第一部の政治編のゲストパネラーには全日本遊技産業議員連盟の西村拓郎副会長と大饗裕記副会長が参加し、「参議院議員選挙の考察 業界と政治の関係の重要性」の演題で意見交換が行われた。はじめに今夏の参院選終了後に全日本遊技産業議員連盟が行った投票行動等に関するアンケート調査の結果が報告された後、今回の参院選活動の振り返りと課題、今後の取り組みについて意見が交わされた。
第二部の遊技機編のゲストパネラーには日本遊技機工業組合の榎本善紀理事長、盧昇副理事長、日本電動式遊技機工業協同組合の大泉秀治理事、里見治紀理事が参加。「新遊技機時代の幕開け 業界の再興に必要なことは」の演題で、今般導入が始まったスマートパチスロ、来春登場予定のスマートパチンコを中心に、スマート遊技機と対となる遊技機情報センターの役割や専用ユニットの取扱い等といった仕様面・設備面の話題から、スマート遊技機の特性を活かした将来的構想や広報活動の充実等に至るまで、多岐にわたる項目について意見が交わされた。
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