パチンコ・パチスロ社会貢献機構は7月25日、都内港区の第一ホテル東京にて「第19回社会貢献大賞表彰式」並びに「2024年度助成金贈呈式」を開催した。
第19回社会貢献大賞には、都府県部門で20件、支部組合部門で11件、組合員ホール部門で26件、計57件の申請があり、審査の結果、佐賀県パチンコ・パチスロ店協同組合の「継続した地域に根ざした災害支援活動」事業が大賞に選ばれた。
同組合は、①佐賀県と災害協定を結んだことにより、ホール駐車場の利用が進み、車両水没被害が減少したため、県知事から高評価を得たこと、②県内全店舗での防災備蓄プロジェクトと防災備蓄品ローリングストック配布の取り組みを防災イベントで紹介し、参加者から謝辞を受けたこと、③大阪での防災EXPO参加やLINEを活用した一般への周知などの活動が評価された。
受賞挨拶で同組合の新冨和紀理事長は「佐賀県との災害協定を結ぼうと思ったのは、新型コロナの苦い経験があったから。『パチンコなんてなくていい』『ないほうがいい』という声が聞こえてきて、経営者、従業員やその家族までもが不安になった。『パチンコはなければいけない』となるにはまだまだ時間がかかるので、まずは『あってもいい』と思ってもらえるようになろう、と。今後、パチンコホールが地域の防災拠点としての地位を確立して、事件・事故は110番、消防・救急は119番、災害時は777、スリーセブンという認識が広まれば」と語った。
表彰式ではほかにも、都府県部門、支部組合部門、組合員ホール部門においてそれぞれ最優秀賞、優秀賞を表彰。さらに、貢献活動20年以上となる永年活動顕彰事業と、30年以上の特別永年活動顕彰事業も部門別に表彰状が贈られた。
今年度の助成事業は、2023年11月6日から12月8日までの期間で、一般助成はパチンコ・パチスロ依存問題の予防と解決に取り組む事業・研究への支援など3つのテーマで募集した結果、114件の申請があった。審査の結果、共同助成10団体、パチンコ・パチスロ依存問題の予防と解決に取り組む事業・研究への支援4件、子どもの健全育成と、質の高い教育を平等に受けられる社会の実現に資する活動への支援7件、SDGsの目標のうち「貧困をなくそう」と「すべての人に健康と福祉を」の実現に資する活動への支援2件、特命助成1件の全24事業へ総計3,735万円を助成した。
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