三重遊協 社会貢献の灯は消さないと650万円を寄贈

三重県遊技業協同福祉連合会(権田清会長)は11月25日、組合会議室においてフリースクール「三重シューレ」に対して約650万円を寄贈した。

三重遊協は、社会貢献活動の一環として平成15年からフリースクール三重シューレの家賃補助、平成28年からは全額給付型の奨学金制度を発足、2019年度から飲料メーカーの協力のもと同スクールを対象とした寄付金型自動販売機の設置・運用など支援を続けてきた。ただ、コロナ禍により、組合員の廃業も相次ぐなど極めて厳しい経営環境が続いている中、今後の社会貢献活動について本年9月理事会で協議がなされた。経営は厳しくても社会貢献活動は継続する「社会貢献の灯は消さない」旨を決議、本年度も前年度同様の総額約650万円の支援の実施を決めた。

25日の贈呈式において権田清理事長は、三重シューレの石山佳秀代表へ目録を贈った。石山代表からは、「継続的にフリースクールへの支援をしていただき、本当にありがとうございます。フリースクールの活動も組合の支援により充実させる事ができ、今年は認定こども園の認可取得に向け頑張っています。ここまで来れたのも、組合の支援があったからこそと感謝しています」と謝意を述べるとともに今後の取り組み方針などの説明を行った。

三重シューレは、不登校や引きこもり、家庭の事情で就学の機会を得られない子どもたちを対象としてその相談や進学、社会に出ていくための支援を行っている。三重遊協は三重シューレの活動に対して献身的な支援を継続しており、昨年、第15回社会貢献大賞を受賞している。