フィリピンで統合型リゾート(IR)施設「オカダ・マニラ」を運営するユニバーサルエンターテインメントの連結子会社TIGER RESORT, LEISURE AND ENTERTAINMENT, INC.(TRLEI)は、セブでIRリゾート「エメラルド・ベイ・リゾート」を開発中のLapulapu Leisure, Inc.(LLI)とLapulapu Land Corp.(LLC)の2社を買収することを決めた。
LLIとLLCは、フィリピン証券取引所に上場しているPH RESORTS GROUP HOLDINGS, INC.(PHR)の傘下のPH TRAVEL AND LEISURE HOLDINGS COR.の子会社。
PHRは2017年、セブ州ラプラプ市マクタン島に位置する開発中のエメラルド・ベイ・リゾートに、PAGCOR(Philippine Amusement and Gaming Corporation:フィリピンカジノ運営公社)よりゲーミング暫定ライセンスを取得していたが、コロナ渦の影響により開発を中断していた。
TRLEIとPHRは、TRLEIが様々な条件を満たした上でLLIとLLCの株式を取得し、既に一部開発されたエメラルド・ベイ・リゾートを完成させる基本合意書を締結した。
エメラルド・ベイ・リゾートは、セブにおける象徴的で豪華な5つ星IRとして、マニラ首都圏にあるエンターテインメント・シティ以外ではフィリピン随一のエンターテインメント・デスティネーションとなる予定。300メートルのビーチフロントに隣接する5つ星ホテル、642の客室を収容する2つの15階建てタワー、4つのプール、18の飲食店、小売スペース、MICE施設、700台以上のEGMと140台以上のカジノテーブルを備えた大規模なゲーミングフロアで構成される。
取得価額は未定。エメラルド・ベイ・リゾートは、2027年の開業を目指して、開発・建設を進めていくとしている。
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