ユニバーサルエンターテインメントは15日、2月14日に公表した2020年12月期(2020年1月1日~2020年12月31日)における通期業績予想の修正を発表した。
新たに発表された業績予想値は、売上高1750億円(前回予想値からの増減額マイナス150億円)、営業利益225億円(同マイナス60億円)、経常利益270億円(同マイナス60億円)、純利益260億円(同マイナス60億円)でいずれも前回予想から下方修正となった。
今回の修正の主な理由は、フィリピン共和国で運営する「オカダ・マニラ」の営業停止による減収。フィリピンカジノ運営公社Philippine Amusement and Gaming Corporation(PAGCOR)の要請を受けて、「オカダ・マニラ」は3月15日から施設の一部または全部において営業を停止している。4月7日にPAGCORは営業停止の期限を4月30日まで延長。同社グループでは、営業停止期限がさらに半月間延長されることを見込んで、結果的に2カ月間の営業停止を想定。2カ月間の営業停止の影響額は、売上高150億円、営業利益60億円、経常利益60億円及び親会社株主に帰属する当期純利益60億円、それぞれ減少するとしている。
一方、遊技機事業に関しては、現時点で当初の販売計画を上回る状況で推移していると報告。第1四半期決算は、販売計画を上回る状況で推移している遊技機事業が、IR事業の落ち込みを補い、連結売上高400億円、営業利益55億円、経常利益30億円を見込む。
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