マルハンは５日、新型コロナウイルス感染症に関して、同社が実施を開始している対応策を発表した。
対応策は、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、同社の危機管理委員会の方針に基づき、社内外への被害抑止と来店客および従業員の安全安心確保の観点から決定したもの。店舗においては、「従業員の頻繁な手洗いの実施」「来店客用の手指アルコール消毒液・除菌ミスト設置」「遊技機、事務所や店舗内備品などの清掃と消毒作業の実施」「勤務中のマスク着用」「従業員の検温の徹底」「ジェットタオルの使用を禁止。ペーパータオルへの切り替え」「定期的な換気の実施」の７項目。なお、北海道全３３店舗においては、３月５日～３月１９日の期間、営業時間を短縮し、感染拡大防止を目的とした店内の消毒・払拭作業を実施する。
さらに、全社対応として「体温が３７．５度以上の者、咳が止まらない者など、体調不良者の出勤を禁止」「満員電車対策として、時差出勤の実施」「大人数が集まるイベント・研修・会議等の禁止」「会社ならびに店舗主催の飲食会合の禁止（懇親会など）」「不要不急の来客対応および長距離移動を伴う出張の抑制」「海外出張渡航の原則禁止。海外からの出張渡航も原則禁止（海外勤務者）」といった業務に関すること以外にも、中国（香港とマカオ含む）および韓国など外務省が渡航制限を出した地域を含む国および現地で入国制限や出ている国への「個人の海外渡航（旅行）」についても禁止している。
これらの対応策は準備ができた店舗から順次、実施を開始しているといい、同社では今後も政府の方針に基づき、感染拡大の抑止と来店客および従業員の安全確保を最優先に考え、必要な対応を実施していくとしている。
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