シーズリサーチはこのほど、「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2024」（調査元：シーズリサーチ）の参加状況に関する調査結果の速報版を公表した。レポートによると、パチンコ・パチスロの参加率は8.9％（前年比+0.4％）、遊技別ではパチンコが8.0％（前年比+0.3％）、パチスロが6.5％（前年比+0.5％）で、いずれも微増となった。

遊技者・非遊技者を含む全体の娯楽参加率上位は、1位 インターネット動画 65.9％（前年比-2.2％）、2位 SNS 48.5％（前年比-0.9％）、3位 無料スマホゲーム34.0％（前年比+0.6％） となり、公営競技では「宝くじを」除き、全体的に昨年より参加率が微増した。

パチンコ・パチスロ参加者の娯楽で昨年から5ポイント以上上昇したものは「オートレース」「ゲームセンター・ゲームコーナー」「インターネットカフェや漫画喫茶」。公営競技ではすべての項目で参加率が上昇しており、どの娯楽でみても一般の参加率よりパチンコ・パチスロ参加者の参加率の方が引き続き高くなっている。

また、各娯楽に関するイメージを聞いたところ、非遊技者・遊技者ともに印象が良い（とても良い＋やや良い）と感じているのは「宝くじ・スポーツくじ」が最も高く、次いで「競馬」となっているが、昨年同様、「宝くじ・スポーツくじ」を除きいずれの娯楽も「良い」より「悪い」の方が高い結果となっている。なかでも「パチンコ」「パチスロ」は、非遊技者でみた場合に印象が良いと感じているのは「パチンコ」が4.3％、「パチスロ」が3.7％となり、他の娯楽に比べてイメージの悪さが目立った。さらにパチンコ・パチスロ遊技者の方が各娯楽に対する印象の良さと参加率の相関性は高いが、パチンコのイメージを「良い」と回答した人は約40.4％、パチスロは約37％となり、依然として半数以上の遊技者は、遊技はしているもののイメージは良くないと回答している。

これについて同社は、「パチンコ・パチスロのイメージの悪さから、短期的に効果はなくとも中長期的にパチンコ・パチスロ自体のイメージアップを図っていくことは必須であり、『とても印象が悪い』イメージをどう緩和していくか、段階的に現状の業界を知ってもらうことも課題となる」とまとめている。

調査は、WEBアンケートにて2024年2月下旬に、スクリーニング対象者数41,077サンプル、本調査1,500サンプル（過去1年以内の遊技経験者）を対象に実施した。調査エリアは、2大都市圏を中心に政令指定都市を含む道府県、その他地方を合わせた全国47都道府県。

本調査をはじめとする遊技者の動向データをまとめた「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2024」（発行：シーズリサーチ）は、現在発売中。

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