パチンコの天井機能(遊タイム)の仕様・狙い目・注意点などについて

既にご存知の方も多いと思いますが、2020年4月1日の開店から遊タイム機の導入が可能となります(第1段導入は4月20日の予定)

そこで、改めて遊タイムの…

  • 仕様
  • 甘いのか
  • 遊タイム機のスペック比較
  • 狙い目や注意点

…などについてお伝えしていきたいと思います。

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遊タイム

まず遊タイムとは簡単に言えば天井機能。ただし大当りが確定する訳では無いのでそこは誤解しないようにして下さい。大半の機種は「ハマったらいっぱい時短をあげるから自力で当ててね」という仕様になっています。

仕様の改正

遊タイムの導入が可能となった背景として2019年12月26日に制定された技術解釈基準の改正があります。ここは専門的な内容になりますので興味の無い方は読み飛ばして下さい。

改正内容

改正前
作動契機 作動回数 出玉率
大当り終了を契機とする 100回(最大) 1を超えない
改正後
種類 作動契機 作動回数
a時短 大当り終了を契機とする 100回
(最大)
b時短 低確率時においてあらかじめ定められた回数連続して大当りの抽せんが行われたことを契機とする 上限無し
※1
c時短 低確率時において特別図柄にあらかじめ定められた図柄の組合せが表示されたことを契機 上限無し
※1

※出玉率は全て1を超えない
※b時短の作動契機・作動回数は1通りのみ

※1.設定を有する場合は最も低い確率の分母の3.8倍まで

b時短がいわゆる天井機能にあたる「遊タイム」。

b時短の具体例
大当り確率
(低確率)
b時短が作動
するまでの回数
作動回数
1/99 248〜297回 最大376回
1/199 498〜597回 最大756回
1/319 798〜957回 最大1212回
C時短の具体例

例1:1/150の表示確率で「123」を表示したときに作動
例2:1/500の表示確率で「787」を表示したときに作動

作動回数はb時短と同様。

甘いのか?

遊タイム付きの台は甘いのか否か。勝敗という部分にといては個人的に「変わらない」と思っています。結局はホールの調整次第ですからね。ただ立ち回りの幅は確実に広がるので勝ちやすくなるユーザーと勝ちにくくなるユーザーは出てくると思います。

ちなみに、現状スペックが判明している台の天井到達率は概ね「5〜6%」であり、これを出玉率に換算するとその影響は1%程度に留まるようです。0回転から打ち始めた場合に天井に到達するのは「約20回に1回程度」だからそこまで大きな影響は無いという感じですね。

遊タイム機のスペック比較

遊タイムを搭載した機種の一覧は以下になります。

「遊タイム」一覧

右打ち=RUSHとなる1種2種混合機なんかは遊タイムの恩恵が比較的強めになりそうですね。

全体スペックの比較としてボーダーラインで見てみると仮面ライダー轟音が頭1つ抜けて優秀という感じでしょうか。

機種 等価ボーダー
(削り無し)
P真花月2 19.1
P仮面ライダー轟音 17.9
Pリング 19.0
P戦国乙女6 19.0
Pエウレカ 18.9
Pモモキュンソード 19.9

引用元「団塊おやじの趣味ブログ

注意点

遊タイムまでのゲーム数は低確率中のみカウントされますがこれには時短も含まれているので注意が必要です。

例えば一般的な確変ループ機で時短100回、遊タイム600Gだとした場合、「確変後は通常時を600G消化」で遊タイムに到達、「時短後は通常時を500G消化」で遊タイムに到達、といった具合に異なりデータカウンター上でもズレが生じてきます。遊タイムを狙う場合はこの点に十分注意して下さい。

遊タイムの狙い目

では何回転ハマっていれば遊タイム狙いで打てるのか。これはクギや換金率に大きく左右されるので一概に定義を作るのは難しいと思います。極端な話、遊タイムまで同じ200Gでも1K10回転の台なら2万円、1K20回転の台なら1万円とかなりの差が生まれますからね。

実際に導入されたら計算が得意な方々が期待値を出してくれると思うので待ちたいと思います。

最後に

遊タイムの導入はいちユーザーとして大歓迎です。立ち回る面白さやハマった際でも天井がある安心感を得られるのは非常に大きいですよね。ただ、天井に向かって打ちはじめてしまうと気軽に自分のタイミングで辞めづらくなるので、十分な計画性を持って打つようにしましょう。パチンコ業界が遊タイムを導入したのも半分はそれ狙いな部分があると思いますからね…!