セガサミーホールディングスは13日、2020年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)を発表した。
2020年3月期(2019年4月1日~2020年3月31日)の連結経営成績(累計)は、売上高3665億9400万円(対前期増減率プラス10.5%)、営業利益276億4300万円(同プラス111.3%)、経常利益252億9600万円(同プラス237.5%)、当期純利益137億7500万円(同プラス421.3%)。パチスロ販売台数の増加やデジタルゲーム分野が好調に推移したため、増収増益となった。
遊技機事業では、パチスロにおいて大型タイトル「パチスロ北斗の拳 天昇」(5万9872台販売)、「パチスロ交響詩篇エウレカセブン3 HI‐EVOLUTION ZERO」(2万1205台販売)など5タイトルを販売し、計12万3336台を販売(前期は6万7140台を販売)。パチンコにおいては、「P北斗の拳8覇王」(3万2396台販売)、「Pあの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(1万7979台販売)など、7タイトルを販売し、10万4581台を販売(前期は15万9848台の販売)。また、リユース等の利益改善施策を実施したことにより収益性が向上。その結果、売上高は1083億6400万円(対前期増減率プラス6.8%)、営業利益は249億2900万円(同プラス84.8%)と大幅な増益となった。
今後の遊技機事業については、新型コロナの影響で発表済みの「パチスロ真・北斗無双」「P交響詩篇エウレカセブン HI‐EVOLUTION ZERO」の納品時期が未定となっており、今後もパチンコホールの休業等が継続した場合はスケジュールの遅延等が発生する可能性があると見通した。
デジタルゲーム分野においては、タイトル譲渡やタイトル提供等に伴う一過性収益を計上し、運営中タイトルも堅調に推移。またパッケージゲーム分野において、大型新作タイトルを複数発売したことにより開発費の償却等が進み費用が増加したが、既存タイトルのリピート販売は好調に推移し、販売本数は2676万本(前期は2344万本の販売)と伸長。売上高は2477億4900万円(対前期増減率プラス12.8%)、営業利益は148億7400万円(同プラス50.9%)となった。
リゾート事業では、「フェニックス・シーガイア・リゾート」において各種集客施策を実施したものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響等により3月度に集客数が大幅に落ち込み、利用者数は前期比3.3%増にとどまったことに加え、日本国内におけるIR参入に向けた費用が増加した結果、売上高は104億7800万円(対前期増減率マイナス1.0%)、営業損失は36億6700万円(前期は営業損失24億1200万円)となった。
2021年3月期の連結業績予想については、現時点で業績への影響を合理的に算定することが困難であることから未定とした。
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