コロナの影響で全国的に自粛中のホールが多かった4月20日、大注目の新台になるはずだった「PF戦姫絶唱シンフォギア2」が導入されました。
導入された時期が悪かったので、まだ稼働状況を見ていない方が多いかもしれませんが、シンフォギア2は4月導入機種の中でも非常に好調な実績を残しています。
そして今回「PF戦姫絶唱シンフォギア2」の再販が決定しました。
納品開始は6月22日からで、台数は2000台程度しかないようなので即完売必至だと思われます。
コロナ禍の営業でも別格の実績
4月後半は営業していた地域であっても自主的にパチンコを自粛していたユーザーも多く、非常に厳しい稼働状況でしたが、そのなかでシンフォギア2だけが好調な稼働実績を残していました。
以下は全国データでシンフォギア2と全体平均や他の新台のアウト(打ち込み玉数)、台売上、粗利を比較した表です。
4月20~26日(導入1週目) | |||
機種名 | アウト | 台売上 | 粗利 |
シンフォギア2 | 27817発 | 50758円 | 13578円 |
絶狼10Cチャージ | 18366発 | 34546円 | 6627円 |
大工の源さん超韋駄天 | 10977発 | 21405円 | 4753円 |
真花月2 | 13878発 | 20943円 | 6462円 |
4円パチンコ平均 | 5329発 | 9094円 | 2063円 |
コロナの影響がない時期なら4円平均アウトが10000発程度、導入初週の新台は25000~35000発です。
全体アウトが半減しているなかでこの数値はかなり高いと言えます。
そして、営業再開地域が増えた5月25日のデータでも
5月25日 | |||
機種名 | アウト | 台売上 | 粗利 |
シンフォギア2 | 23218発 | 42348円 | 9198円 |
リング呪いの7日間2 | 17243発 | 29291円 | 981円 |
ひぐらし219Ver | 11690発 | 22860円 | 5138円 |
大工の源さん199Ver | 8211発 | 14470円 | 9516円 |
4円パチンコ平均 | 5386発 | 8796円 | 1576円 |
導入初週から同時期の新台(遊タイム搭載機も初登場している)の中でも別格の数値、5月25日のデータでは5月10日に導入された新台よりも高い実績となっています。
つまり、全体稼働が悪くても、他の新台の稼働がいまいちでも、シンフォギア2だけは客がいるという状況を導入から1か月以上たった今でも維持しているということです。
当初は絶対再販しないと言っていた
3月初旬にぼくが初めてシンフォギア2を試打しに行った時、三共の営業マンは増産、再販は絶対にしないと言っていました。
新台が長期的にホールの稼働に貢献するためには「需要>供給」のバランスを保つ必要があり、人気があるからと言って大量生産すると、供給過多になって稼働低下を招くことになり、それを防ぐことが目的です。
しかし、手の平を返したかのように再販に踏み切りました。
その理由として考えられるのは、コロナの影響で大打撃を受けているのはホール側だけでなくメーカーも同じだからではないでしょうか。
メーカーはこの1,2ヶ月の間、開発や製造、そして保通協の検定受け付けすらストップしていた状況なので、当面の間に売る商品、つまり納品できる新台自体がありません。
そこで、今売れるのはすでに市場に出回っている台を再販するしかないのです。
そんな状況の中で、都合がいいことににシンフォギア2は高稼働を維持し、中古価格も70万円以上で取引されているまだまだ需要が高い商品であったため、三共も流石に背に腹は代えられなくなって再販に踏み切ったということでしょう。
2000台程度の再販であればまだ供給過多と言うほどにはならないと思いますし、4月に買えなかったホールや増台したいホールもたくさんあると思います。
再販しないと聞いて最初に買ったぼくとしては少し納得がいかない気持ちもありますが、パチンコ業界が元の活気を取り戻すためにはヒット機は必ず必要になってくるので、シンフォギア2には頑張ってもらいたいと思います。
そして、今後は遊タイム搭載機が主流になってくるであろうパチンコ市場の中で、遊タイム非搭載のシンフォギア2の快進撃がどこまで続くのか注目したいと思います。
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