ゲンダイエージェンシーは17日、2020年3月期決算短信[日本基準](連結)を発表した。
昨年は、新台入替の頻度が減少したことによる告知需要の減少が影響し、広告需要が著しく低迷。さらに、2020年2月末に全日本遊技事業協同組合連合会が全国のパチンコホールに対して、新型コロナウイルス感染症の問題が沈静化されるまでの間、新台入替等の集客を目的とした広告宣伝の自粛を要請したことにより、3月以降の広告需要が急減した。
その結果、売上高111億1500万円(対前期増減率マイナス7.9%)、営業利益4億6000万円(同マイナス34.7%)、経常利益4億3400万円(同マイナス38.0%)、当期純利益3100万円(同マイナス92.9%)と、減収減益となった。
当期純利益の大幅減については、海外子会社における減損損失1億1600万円、同子会社の整理に伴う関連会社株式売却損1億4400万円等の特別損失を計上したこと等によるものと説明している。
合わせて発表した2021年3月期通期の連結業績予想は、「新型コロナウイルス感染症の影響により、主力の広告事業における主要顧客であるパチンコホールにおいて、感染症問題が沈静化されるまでの期間、極めて多額の広告需要消失が予想される」とし、売上高68億5000万円(対前期増減率マイナス38.4%)、営業損失6億5000万円、経常損失6億5000万円、当期純損失6億5000万円と試算。
これらの数値は新型コロナウィルス感染拡大の終息時期及び広告需要の回復時期についての予測は困難であることから、「完全自粛期(2020年4月~2020年6月)において広告受注9割減(9割減は、4月直近における業績進捗に基づく) 」「感染状況改善期(2020年7月~2020年9月)において広告受注5割減」「需要回復期(2020年10年~2020年12月)において広告受注1割減、以後においては受注が正常化」「当該期間における固定費削減等の計画については未定であるため、未考慮」という仮定の条件に基づく影響額を試算し、当該影響を考慮していない当初の会社想定計画に、当該影響額を加味する方法で算出したとしている。
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