【遅番編】パチンコ店の平社員の仕事を紹介していくよ。ただし20年前の話だけどね!

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パチンコ店の仕事はキツイというけれど、実際はどうなのか?

前回【パチンコ店の早番の仕事】を紹介しました。まだご覧になっていない方は下記よりご覧ください。

パチンコ店の仕事はキツイというけれど、実際はどうなのか?当時は誰もが嫌がる仕事それがパチンコ店員である。しかし、誰でも人間なら即採用、無料の社員寮と賄い付き、光熱費無料ということなしの好条件が揃っている。これだけ好条件なのになぜに辞めていくのか?...
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今回はパチンコ店の平社員の遅番の仕事を紹介していきます。あくまで平成10年あたりのお話です。現在は小さなパチンコ店はほぼなくなり、大手の【マルハン】【123】などしかありません。現在は社員採用が【大卒のみ】な所が多く、きちんとした会社組織になっています。時代が大きく変わりましたね。前置きが長くなりましたが、早速紹介していきましょう!

遅番の主な仕事はホール内でのパチンコ客の接客と閉店作業


早番との違いは開店作業がない代わりに閉店作業があることだ。早番の方が仕事は楽かもしれない。夕方になると仕事帰りのパチンコ客が増えるのでホール係は玉やコインの持ち運びが頻繁にあり、カウンター係は景品交換作業が多くなる。時間がたつのは遅番の方が早い

客とのトラブルも頻繁にある。対処するスキルも問われる。遅番は主に大学生のアルバイトが担当している。普通に大学生をやっていると身につかない【トラブル対応スキル】が身につくので社会に出てからも役に立つことが多いだろう。前置きが長くなりましたが、さっそく紹介していきましょう!

遅番出勤時は早番との業務の引継ぎをする

遅番は16時30分から23時30分までの勤務となる。出勤時に早番の店員から開店時から16時30分までに起きた出来事や、起きたトラブルなどを報告する。注意しないといけないパチンコ客の情報も含まれる。そして店長や主任と夕礼を始める。店長と主任からのうざいありがたいお言葉をいただきホールにでる。

引継ぎが終わるといざホールへ!


引継ぎが終わるとホールに出て仕事を始める。すでにお客さんがある程度おり、閉店まではヒマで立っているだけという事はなく、常に動いている状態となる。仕事内容はパチンコ客が大当たりすると玉箱を持っていき、大当たり絵柄を確認する。昔のデジパチ(フィーバー機)は基本1回交換でした。しかし、絵柄によっては持ち球で遊戯を継続することができる。例えば【111】【555】【999】での大当たりで持ち球遊戯OK!しかし、【444】【666】の大当たりで交換になる。そして【333】【777】での大当たりは終日交換なしの無制限になる。

パチンコ客が増える18時からは【サービスタイム】というサービスがあります。【サービスタイム】というのは通常は1回交換の絵柄で大当たりした人でもその時間に大当たりすると持ち玉で継続可能になるというサーービスである。投資金額が減るのでパチンコ客は目の色を変えて遊戯する。サービスタイムは30分という時間で終了するか、大当たりした人数で終了する。これはパチンコ店によって違う。中にはとんでもないサービスをしたこともある。そのとんでもないサービスは下記よりご覧ください。

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態度の悪いパチンコ客との攻防

夕方とは客層もガラリと変わる。夕方からは仕事帰りの客が多く、私のパチンコ店では工事現場で働くいわゆる【ガテン系】のお客が多かった。彼らはもれなく気が荒い。普通の生活をしている大学生には普段接しない職種の方々だ。口はもれなく悪いが、性格はいい人が多い。外見で怖そうに見られがちだが。しかし、中には【態度が超絶悪い】客も存在する。

パチンコ店員を雑に扱う。「おい!はよ玉箱もってこんかい!」「全然当たらんやないか!どう責任取るんや!」と若い大学生アルバイトに怒鳴りまくる。普段怒鳴られることのない大学生アルバイトはそれだけでビビッて仕事にならない。弱い者には強いたちの悪いパチンコ客がいるのである。ほとんどの大学生アルバイトがビビっている中、立ち向かったアルバイトがいた。詳しくは下記よりご覧ください。

とにかく態度の悪いおっさん客がいた私が大学生の時、アルバイトしていたパチンコ店にすこぶる態度の悪い客がいた。40代くらいでいつもサングラスをかけちょび髭を生やし無愛想なおっさん。近寄りがたいオーラを出して、大一の一発台『アニバーサリー』しか打たない...
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そして閉店作業へ

サービスタイム、パチンコ客との対応もた23時に終了する。ここまでの仕事でかなりクタクタになっているのだが、さらに最後の閉店作業が始まる。まずは玉箱を回収して各シマ(コース)の端にまとめて、雑巾でひとつひとつ拭き掃除をする。そして灰皿専用掃除機で1台1台灰皿のたばこを吸っていく。その後雑巾で手作業でパチンコ台のガラス拭き灰皿の清掃を行う。そして床の掃き掃除からのモップ掛け、トイレ掃除をそれぞれ手分けして行う。

シマ(コース)の真ん中にパチンコ玉をきれいにする【パチンコ玉研磨機】と呼ばれる機械がある。下からパチンコ玉を吸い上げ布の間に通して洗浄するのである。この布は1日で汚くなるので毎日交換する。ほこりだらけで大変な作業である。

カウンター係はお菓子やたばこの在庫がコンピューターと合っているかの確認、キーパー(換金用景品)の在庫チェックを行う。そして明日のキーパー(換金用景品)の注文個数を早番の人のために書いておく。

そして作業が全て終わると全員集まり、【お疲れ様でした!】と店長の言葉で業務終了である。早番と遅番では楽なところ、しんどいところがそれぞれ違うが1週間のローテーションシフトなので何とかみんな頑張っていましたね。結論は早番は楽だが時間が時間がたたない遅番は忙しいが時間がたつのが早い

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