どうもこんにちは、もずく(@mozuku424)です。
皆さんどうですか、勝ってますか?
最近は規制緩和の影響でコイン単価(出玉の荒さ)も上がっており、中には結果がついてこない方も多く、不安になることも多いのではないでしょうか。
昨今は正しい情報や間違っている情報、正しいと証明できない情報など、多種多様な情報が飛び交っていますね。
正しい情報とそうでない情報を見抜く目が必要なので、取捨選択が大変だろうなあと日々思いにふけています。
個人的にその中でも最も(真に受けてしまっている人が多そうだな…)と感じるのは「機械割詐称」。
「この台は機械割詐称されてるから設定4は打たない」だの、「天井狙いのボーダーを上げるべき」だの言われるあれです。
今回のコラムは、定期的に話題になる「機械割詐称」について、本当に存在するのか。
そして打ち手側はどう立ち回るべきか、そんな内容です。
機械割詐称とは
機械割詐称とは「メーカーが実際の機械割とは違った数値を発表する」といったものです。
スロットは基本的にスペックが、スロマガやDMMのような解析サイトから発表されます。
解析サイトはメーカーから情報をもらっているので実質的にメーカー発表の数値として扱われていますが、それが正しい数値なのかを打ち手が確かめる方法はありません。
ただし、ダイコク電機さんがホール用に提供している全国に設置されている台の各設定別のデータ(SISモード別データ)ならば、実際にホールで使った高設定の差枚数などを確認する事ができます。
打ち手がそのデータを見ることは基本的には出来ないのですが、業界人がリークしたものがSNSなどで広がったり、実際に高設定を何度打っても平均差枚数が想定より下回ることで「機械割詐称だ」と言われる、という流れで問題になることが多いです。
設定6の機械割が高ければ高いほど稼働が上がるので、メーカー側が機械割を少し高く発表する、というのはありそうな話ですね。
機械割詐称が疑われた機種
実際に機械割詐称が疑われた機種は多々あり、5号機の中ではインフィニットストラトスがもっともネットで話題となりました。
本機は全台設定6で全台マイナス、勝率20%はあるはずの設定1で勝率2%、などあまりにも辛すぎると話題になった機種です。
また、5号機時代はサミー機種全般が「設定6の出率が辛い」と噂されていました。
当時は荒い機種が多かったので、AT中に閉店を迎える場合を考慮すると割が下がるのは当然では、という声もありましたが、低設定はほぼ発表値通りだったのでその意見はあまり受け入れられることはありませんでした。
6号機でも噂は尽きず、「G1優駿倶楽部2」や、「まどマギ叛逆(特に設定5)」では高設定を打ったユーザーの勝率が低く、機械割詐称の疑いをかけられています。
まどマギ叛逆の設定5ではメーカー発表値106%のところが、ホールデータでは103%とかなり乖離が大きいようです。
機械割詐称は存在するのか
この、叛逆とG1優駿倶楽部2のSISモード別データは僕も見せてもらいましたが、たしかに発表値と差がありました。
ただし、集計期間は数週間と短く、特に使用率の低い高設定域ならブレてもしょうがないですし、正しいやめ時でやめられているわけではないので、低く出てもおかしくはないなと思います。
なので、機械割詐称を十分なサンプルで証明できた人はいません。
が、僕は機械割詐称は存在する、と考えています。
色んな機種のSISデータを見ましたが、低設定データはほぼ発表値と差がない上に高設定域のデータはズレがある場合は十中八九低い割で出ているんですよね。
そもそも正しい数値を発表する義務はありませんので、詐称というほどではないにしろ「ちょっと盛ってる」くらいはあると考えるのが自然です。
(表向きはメーカーが発表しているわけではなく解析サイトの独自調査値となっているようですし…)
狙い目は主に発表された機械割を元に算出しているので、もし詐称があると狙い目も間違ったものになりますよね。
では、打ち手側は機械割詐称問題についてどう考えるべきなのでしょうか。
機械割詐称に対する考え方
機械割詐称に対する正しい考え方は、「機械割詐称はあるが、発表された機械割を信じて立ち回る」です。
ネットでは、「収支がついてこない機種は機械割詐称の可能性があるのでボーダーを上げたり、優先度を下げる」という意見もありますが、絶対にやめた方がいいです。
そもそも自分のデータだけではサンプルが足りないので、たまたまヒキが弱くて下振れた台も避けてしまい、結果として期待値を積めなくなるリスクの方が大きいからです。
特にSNSでは機械割詐称のようなネガティブな内容はウケが良いため、ホール割がたまたま下振れた機種をあえて取り上げる方も多いです。
結果的にホール割が低い、いわゆる機械割詐称の機種だったとしてもトータルで見れば公表の機械割が正しいものとして立ち回る方が収支はついてきます。
別にマイナス期待値を叩くわけではありませんしね。
まとめ
今回はSNSで度々話題になる機械割詐称について取り上げてみました。
もし機械割詐称されていた場合、その機種のスペックから算出した狙い目は正しい狙いにはなりません。
実際にまどマギ叛逆やG1優駿倶楽部2のように公表の機械割とホール割が大きく離れる機種は存在しますが、それでも公表の機械割を信用して立ち回ることが大事で、結果的に収支は上がるでしょう。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。