●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若333
はい皆様ご機嫌麗しゅうっ！もうポッカポカの春になった感じでしょうか、ここ東北では例年ならまだ突然雪が降ったりする事も多々ある時期ですが、今年はさすがにこのまま冬が終わりそうですね。

さてさて、今週も続きモノなので…前置きはこれくらいにして本題に入りましょうそうしましょう。

1995年か96年くらいに大阪でグランドオープンしたそのお店、それまでのパチンコ屋の風習に縛られない斬新な営業と販促をウリに、アッという間にその名を轟かせていった。営業も色々と変わっていたが、それは今回割愛。話はナカムラがパチンコ雑誌の営業としてその店を訪れた時、10人以上の社員さんと名刺交換させてもらって…全員が「店長」の肩書きなのに違和感を感じるところから。

総勢11名の店長…

「店長の〇田です」
「店長の〇山です」
「店長のベ◯ジャミンです」
and more

しかし系列店併せても3店舗しかないから数が合わない。さらに今この事務所で名刺交換させてもらった人達が全員ではないだろうし、店長の数はまだ膨れ上がるはず。

( ﾟДﾟ)なんだこりゃ…

話を聞いていくと、どうやら店長いっぱいの上に「総店長」ってのが居るらしく、

( ﾟДﾟ)ややこしいわ！ww

どういうシステムやねん！ボクは誰と話したらええねん！

一応は営業として行っているので、誌面広告やらの話をしたい。で、やっとのことで最奥の部屋に通されて、その総店長とやらと御対面。この店は凄く豪勢な外面とは裏腹にとにかくお金にセコくて、各店長達の曰く「文房具買うのにも最低3社の相見積もりが必要」という超絶めんどくさい作業が必要らしい。その手間の人件費の方が高くつきそうだが、これは後々謎が解ける事となる。

そしてそして、やっと会えた恐らく責任者と「思われる」総店長。だってこの勢いなら、スーパー店長とかアルティメット店長とかが出てきても不思議ではない。雑談半分で何か新しい販促をしたいとの相談を受けたので、ウチの雑誌社はプロレスの「週刊ファイト」も発行していた都合上、大阪プロレスと繋いで激安の来店イベントを毎週実施する運びになるのである。当時の大阪プロレスも資金難で、激安でもいいから何か仕事くれ！って状態だったので、道場から地下鉄ですぐの店に週イチくらいで通って小銭稼ぎができて、お互いWin-Winだった模様。ただし激安過ぎて雑誌社の仲介料は取れなかったww

ででで、今回のお話の核心である、なぜこんなに店長がいっぱい居るの？という謎。

(総ー_ー)「あーそれな、ウチは入社1ヶ月で全員店長やねん」

例え仕事ができなくても1ヶ月で店長昇進、世間一般的には意味が分からない。だがこの店ではそうらしい。

( ﾟДﾟ)「給料も跳ね上がる？」

という問いには、即答で

(総ー_ー)「No!!!」

だそうで、それ以上は突っ込んで聞くなオーラが漂っていたので、空気を読んだナカムラ。

最奥の部屋から出て再びいっぱい店長が居る部屋に移動し、軽く雑談タイムのつもりで色々と話をしているうち…ついに「なぜ店長がこんなにいるの？」って話へ移行したのは半分ワザとである。

(^o^)「残業代が出ないんス…毎日3〜4時間してるのに…」

あー…そっちか。

今では改正されて通用しないが、当時は「管理職」という扱いにさえしてしまえば、残業という概念が無くなって何時間勤務しようが固定給。たしかスーツ販売会社がこれを悪用して社会的大問題になってから駆逐されたが、当時はまだこういう裏ワザ的な運用がされていた事実。

実際、この店では日替わりイベントの店内装飾変更のために、早番社員も閉店後に再出勤(ただし店長なので残業代なし)というスーパーハードモードを強要していた模様。

( ﾟДﾟ)マジか…

完全に「触れちゃいけない部分」に突撃してしまった感アリアリのまま、そそくさと帰り支度を始める。帰り際に駐車場で総店長と鉢合わせたが、軽く会釈だけして終了…しようとしたが、ツカツカとこちらに歩いて来て

(総ー_ー)「…余計な事は広めんといてや？」

と、静かに目で殺されるナカムラ。

さすがに「総」だけあって威圧感ハンパなし。

( ﾟДﾟ)「もちろんでございます！」

しかしこの後、事件が起こる…

つづく

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