●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若221
はい皆様！今週もこのお時間がやって参りました！ナカムラちゃんですYoっと。

いやー厳冬の2月も半ばになりまして、世間では恒例の「あのイベント」の時期ですねぇ…。そうです、あの女子がチョッコレイトを振りかざす愛のイベント！毎年、チョコの移送に4tトラックを用意しなきゃいけない身としては、数々の「おもひで」があるワケでして…今回はそんなお話を一つ。

関西で某チェーン店の統括営業本部長という、超偉そうな肩書きを持つ30代半ばだったナカムラ。肩書きは立派だが「他店偵察」の大義名分の元、行動パターンはそこらへんのパチプロと同等であった。

が、当時はアメブロが月に120万ヒット、業界誌やウェブサイトでコラム連載、たびたび動画撮影、そして自身が主人公の漫画が雑誌で読めたりと、それらを全てモロ顔出し＆所属店舗丸出しでやってたので、良くも悪くも有名だった…ほんと良くも悪くも。

そんな中でのバレンタインデー、たまたま他の店で朝イチからの狙い台がスカッたので、珍しく昼から任されていたうちの一つの店舗に顔を出して事務所IN。コーヒーを飲みながら一人反省会（打ち手として）をしていると、ほどなくしてカウンター嬢から内線が…

(嬢^_^)「本部長って来られてますか？」

よし！女子と会話できる！事務員さん（30歳だが、体重はナカムラより重い）が受話器を取ろうとしたのを遮り、素早く迎撃態勢に。

( ﾟДﾟ)「はいもしもしボクCRA！」

とびっきりのエンジェルボイスで、カウンター嬢のハートを鷲掴みっ！

「ほんとに居やがった…」的な数秒の沈黙のあと、

(嬢^_^)「…お客様がお会いしたいと……」

と仰る。そういうお客さんはそれなりに現れるのだが、おおよそ100人中120人はオッサンなのだ。もしくは「デュフフフ」と笑う青年か。

期待値ゼロでカウンターの映像をモニターで見ると、なんとそこにはギャル！明らかに20代半ばくらいの、ちょっと派手めのGAL！

そして何より今日はバレンタインデー！ドキがムネムネに高鳴る鼓動っ！時代がボクに追いついた！

その娘との新婚生活での裸エプロンなんぞを想像しながら、スキップで階段を駆け降りてると転げ落ちそうになりながらもカウンター到着。

ボクを見た瞬間に満面の笑みで会釈するギャル。平静を装って話しかけて見ると、前々からボクの大ファンで…バレンタインデーのチョコを店に預けて渡してもらうつもりが、さっきボクが事務所に入って行くのを見たので、我慢できずにカウンターで呼び出してもらったらしい。

( ﾟДﾟ)う〜んイジらしいやないかいっ！

頭の中は既にイロイロな妄想でいっぱいいっぱいになりつつも、それなら外で少しお話しましょうかという事で、雑音まみれの店内から外へ。

渡された小さな紙袋にチョコが入っているらしいのだが、

(ギ´ω`*)「連絡先も入っているので、もしよろしければ…」

との事。春がキタ！どんだけ長いねん！という冬を抜ける事が確実視されるこの状況ではあるが、些細な違和感が…

( ﾟДﾟ)声…低くね…？

店内では分かりにくかったが、外で聞いてみると気になる。

首元をさりげなく覗き込んでみると、

( ﾟДﾟ)ノドボトケェェ！

…つづく。

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