はい、大方の予想通り2週で収まらず3週目に突入したこのお話も今回こそfinalとなります。「final」の後にシレーっと続編が出るというパチンコ業界あるあるは触れてもどうせカットされてしまうので、早速本題に入りましょう!
一見悪ふざけでも、キッチリ勝機を見出して動き始めた「ファフナー再設置!全国のプロかかってこいや祭りin広島」の内容まで書くと100%また収まりきらないので、
・ファフナー再設置!全国から集まったプロは怪物揃い!~前編/CRAナカムラのぱちんこ閑話休題③
・ファフナー再設置!全国から集まったプロは怪物揃い!~後編/CRAナカムラのぱちんこ閑話休題④
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実際に稼ぎまくった側のゆきち氏とタッグを組んで、打ち手として「何をされたらイヤか」を徹底的に協議して、真後ろに観覧席兼順番待ちイスを設置したのは…今まではいかに目立たずに息を押し殺して止め打ちするかが彼らの生命線だったのを、180度ひっくり返して「見られる事のプレッシャー」で押し潰すためである。しかも真後ろから見てくるのは同業者で、わざわざ広島まで来るような猛者ばかり。そして横を見たらCRAナカムラとゆきち氏がニヨニヨしながら「あー!惜しい!東北から来た〇〇さん!単発で終わらせたら恥ずかしいですYO!」と、事前にリサーチした本名連呼のマイクパフォーマンス!それとともに地鳴りのような歓声やヤジが巻き起こる観覧席。殺意が湧いた輩は一人や二人じゃないだろうww ファフナーが現役の頃は後ろに白シャツが張り付いててもクソ度胸で止め打ちしてた連中が、この時ばかりは手がプルップルして途中休憩する場面もチラホラとありました。
いかに今まで体験したことのないプレッシャーを与え続けるか、これがこの企画の核であるのは間違いなかった。プロの腕前vs店の作戦!これ最高に面白かったですよ。
言ってしまえば敵同士なプロ達とナカムラがほどよい緊張感と一体感に包まれて、大盛り上がりで笑って悔しがって、今日初めて会ったばかりのオッサン集団がパチンコを通して同級生みたいな感覚に陥るあの感覚。後にも先にもこの「全国のプロ!かかってこいや祭り」以外では体験できない貴重な時間だったと思う。
数ある記憶に残る機種の中でも、バツグンに思い出深いこのファフナー。精神的プレッシャー作戦無しでは確実に惨敗だった中、なんとか3カ月という予定期間を全うして撤去となり、その後はハネモノを揃えて4000個終了コーナーに転換した。
最終的には微黒字でフィニッシュできたのも奇跡的だが、「店の名前を売った」という意味ではこれ以上ないコストパフォーマンスだったと自負しているのは言うまでもない。
そんなファフナーを外す作業をしている最中、やり切った感と同時に心底ホッとしていましたね。
当時はかなりしんどかったですけど、こうしてパチンコが右肩下がりまくり状態の中で「各種事情がクリアされてるとして、もう一回やりたい?」と聞かれたら、即答で
(゚Д゚)うん!やる!
と答えるナカムラが居るのも事実。
だって、1人のぱちんこ好きとして本当に面白かった。あの時のあのホールは、世界一ぱちんこ愛に満ち溢れていたと思う。
ファフナーのおもひで~完~
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。
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