編集部ではグランドオープン店舗や注目店舗、注目エリアの稼働調査を定期的に実施している。本稿では稼働調査における注目店舗をピックアップし、店舗の詳細およびその市場動向を紹介する。
今回、稼働調査を実施したのは大阪市平野区・東住吉区エリア。アンダーツリーグループ(キコーナ)や延田グループ(123)、アサヒディード(イル・サローネ)といった地元企業を中心に、両区合わせて28店舗のパチンコホールが営業している。また、2019年10月に閉店した『ゼブラアリーナ』跡地にマルショウグループがグループ2号店となる『だるま屋』を昨年末グランドオープンした。編集部では1月17日(木)午後に同エリアの稼働調査を実施した。
今回調査を行った店舗の中では大阪に本社を置くアサヒディードの『イル・サローネ東住吉』が全体稼働率約6割で、頭一つ抜けている状況。同エリアにおいては低貸導入店舗が大半を占める中、同店は4円パチンコ、1000円47枚貸しの通常レートのみで営業している唯一の店舗。パチンコでは「大海4」「北斗無双」、パチスロではジャグラーシリーズや「ゴッド凱旋」「バジリスク絆」といった定番機種に客がびっちりとついており、ユーザーのニーズを汲み取った機種ラインナップ・店舗運営を提供できていると感じた。
接客・サービス、設備面にも抜かりがなく、店内のいたるところでお客目線での取り組みが目についた。細かい部分ではあるが遊技機の小冊子を設置するコーナーで、新台の小冊子が一目でわかるよう一番上を斜め差しにするというアピール方法には関心させられた。このアルバイトスタッフが思いついたようなちょっとした工夫が店舗運営に落とし込めるのは、誰でも気兼ねなく発言できる環境、つまり働きやすい職場が実現できている証左であろう。
また、『キコーナ喜連瓜破インター店』『キコーナ喜連瓜破店』のアンダーツリーグループ2店舗も低貸コーナーを中心に、堅調な稼働を維持。特に駅前立地の『喜連瓜破店』は1円パチンコに軸足を置いたレート構成が功を奏し、『イル・サローネ東住吉』に次いで2番目に客数となっていた。
※本稿は2020年1月30日付け「日刊遊技情報」に掲載した記事をweb用に編集したものを掲載しております。
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