栃木県遊協は5月24日、宇都宮市のホテル東日本宇都宮にて第56回通常総会を開催。委任状を含む113名が出席した総会では、事業報告及び収支決算報告など全7号議案を審議し、全て可決承認。任期満了に伴う役員改選では、金淳次氏の理事長続投が決定した。
議案審議に先立ち行われた寄付金贈呈式では、地域福祉基金として栃木県に100万円を贈呈。これに対し福田富一県知事の代理として出席した栃木県保健福祉部長の仲山信之氏より感謝状を授与された。
冒頭、金淳次理事長は、安心パチンコ・パチスロアドバイザー講習会の計画的な実施によって累計受講者が775名となり、3名以上の受講者が配置されている組合員店舗は126店舗中117店舗と約93%に達したことを報告し、引き続き積極的な受講を呼びかけた。
さらに、今年度も依存問題を最重要課題として掲げ、「今後はスマパチ・スマスロの導入により、組合員の皆様にはさらなるご苦労をおかけすることが予想されるが、当組合においても全日遊連と連携し、安心してお客様に遊技を提供できるよう全力で取り組んでいく。必要な情報を速やかに提供し、健全営業に励んでいただけるよう一枚岩でこの難局を乗り越えていく所存」と挨拶。理事長再任にあたっては「理事の協力を賜りながら、組合員の皆様に資する方策を提案できるようより強力な県遊協を築いていきたい」と所信を述べた。
来賓祝辞では、仲山信之保健福祉部長と栃木県警察本部生活安全部の髙木克尚部長が登壇。髙木生活安全部長は、県下の治安情勢を述べるなかで日頃の防犯意識を高めるための防犯グッズや広報啓発用品の寄付に謝意を表した上で、国民的大衆娯楽としてのさらなる健全営業、感染防止対策を引き続き推進するよう求めた。
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