1: 山師さん 2021/11/16(火) 13:19:40.75 ID:CAP_USER
理化学研究所のスーパーコンピュータ「富岳」が、4期連続で4冠を達成した。
世界のスーパーコンピュータに関するランキングである「TOP500」、「HPCG(High Performance Conjugate Gradient)」、「HPL-AI」、「Graph500」のすべてにおいて、2位に大差をつけて1位を獲得。富岳が4冠を達成したのは、2020年6月、2020年11月、2021年6月に続いて、4期連続となった。
米ミズーリ州セントルイスで開催されているHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)に関する国際会議「SC21」において発表されたもので、理化学研究所では、「富岳の総合的な性能の高さを示すとともに、シミュレーションによる社会的課題の解決やAI 開発、情報の流通および処理に関する技術開発を加速するための情報基盤技術として、富岳が十分に対応可能であることが実証された」としている。
富岳のフルスペックである432筐体15万8976ノードを用いて計測している。
「TOP500」は、LINPACKの実行性能を指標として、世界で最も高速なコンピュータシステムの上位500位までをランクづけするもので、1993年にスタート以来、6月と11月の年2回発表される。富岳は、442.01PFLOPS(ペタフロップス)、実行効率は82.3%を達成。2位の米Summitの148.6PFLOPSに約3倍の性能差をつけた。
「HPCG」は、実際のアプリケーションで求められる性能要件とのかい離を埋めるために作られたランキングで、産業利用などの実際のアプリケーションでよく使用され、まばらな係数行列で構成される連立一次方程式を解く計算手法の共役勾配法を用いたベンチマークプログラムにより計測。2014年11月から正式なランキングとして発表されている。富岳は、16.00PFLOPSを達成。2位の米Summitの2.93PFLOPSに比べて、約5.5倍の性能差をつけた。
「HPL-AI」は、GPUや人工知能向けの専用チップによる低精度演算の演算器を搭載した計算機の能力が、TOP500に反映されない実情を捉えて、低精度演算で解くことを認めたベンチマークであり、2019年11月に提唱されたものだ。富岳は、汎用CPUを活用していながら、2.004EFLOPS(エクサフロップス)の高いスコアを記録。2位の米Summitの1.41EFLOPSに、約1.4倍の性能差をつけた。
「Graph500」は、大規模で、複雑なデータ処理が求められるビッグデータ解析において指標となる大規模グラフ解析の性能を示すもので、2010年から発表されている。富岳は、102,955 GTEPS(ギガテップス)を達成しており、2位の中国Sunway TaihuLightの23,756GTEPSとは4倍以上の性能差があった。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1366476.html
世界のスーパーコンピュータに関するランキングである「TOP500」、「HPCG(High Performance Conjugate Gradient)」、「HPL-AI」、「Graph500」のすべてにおいて、2位に大差をつけて1位を獲得。富岳が4冠を達成したのは、2020年6月、2020年11月、2021年6月に続いて、4期連続となった。
米ミズーリ州セントルイスで開催されているHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)に関する国際会議「SC21」において発表されたもので、理化学研究所では、「富岳の総合的な性能の高さを示すとともに、シミュレーションによる社会的課題の解決やAI 開発、情報の流通および処理に関する技術開発を加速するための情報基盤技術として、富岳が十分に対応可能であることが実証された」としている。
富岳のフルスペックである432筐体15万8976ノードを用いて計測している。
「TOP500」は、LINPACKの実行性能を指標として、世界で最も高速なコンピュータシステムの上位500位までをランクづけするもので、1993年にスタート以来、6月と11月の年2回発表される。富岳は、442.01PFLOPS(ペタフロップス)、実行効率は82.3%を達成。2位の米Summitの148.6PFLOPSに約3倍の性能差をつけた。
「HPCG」は、実際のアプリケーションで求められる性能要件とのかい離を埋めるために作られたランキングで、産業利用などの実際のアプリケーションでよく使用され、まばらな係数行列で構成される連立一次方程式を解く計算手法の共役勾配法を用いたベンチマークプログラムにより計測。2014年11月から正式なランキングとして発表されている。富岳は、16.00PFLOPSを達成。2位の米Summitの2.93PFLOPSに比べて、約5.5倍の性能差をつけた。
「HPL-AI」は、GPUや人工知能向けの専用チップによる低精度演算の演算器を搭載した計算機の能力が、TOP500に反映されない実情を捉えて、低精度演算で解くことを認めたベンチマークであり、2019年11月に提唱されたものだ。富岳は、汎用CPUを活用していながら、2.004EFLOPS(エクサフロップス)の高いスコアを記録。2位の米Summitの1.41EFLOPSに、約1.4倍の性能差をつけた。
「Graph500」は、大規模で、複雑なデータ処理が求められるビッグデータ解析において指標となる大規模グラフ解析の性能を示すもので、2010年から発表されている。富岳は、102,955 GTEPS(ギガテップス)を達成しており、2位の中国Sunway TaihuLightの23,756GTEPSとは4倍以上の性能差があった。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1366476.html
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