全遊振、管理遊技機の価格に言及

全遊振(曽我部康二会長)は12月10日、第8期第7回ウェブセミナーを開催。

全遊振(曽我部康二会長)は12月10日、第8期第7回ウェブセミナーを開催。フリーライターのPOKKA吉田氏が講演した。吉田氏は、いわゆる次世代遊技機(管理遊技機、メダルレスパチスロ)の普及のカギとなる「出玉性能面におけるアドバンテージ」について予測。「同一規則下で作られる以上、格差を設けるならば、自主規制の範囲内。パチンコなら、スペックごとに規定された『総獲得遊技球数の期待値』の撤廃か、上限の引き上げ。パチスロなら、2400枚規制の撤廃がインパクトあるのでは」と語った。また、価格に関しては「管理遊技機は当初、『共通枠』にすることで"大卒初任給"程度になるといわれていたが、昨年から日工組のアナウンスが、『共通部材』という表現に変化。共通の機構が出てくればコストカットにつながるのは間違いないが、逆にいえば、その程度だと考えておいた方がいい」と指摘した。一方、メダルレスパチスロについては「メダル関連の機構を廃した、新たな筐体が必要となる以上、開発力の問題から参入できない中小メーカーも出てくる」とした上で、「大手が筐体を他社に提供するビジネスを活性化すれば、シェアの半分ぐらいが共通化する可能性も。結果的に、開発コストが下がり、図らずも販売価格の抑制につながるのでは」との見方を示した。