当サイトの評価欄やコメントで「激アツ演出がハズレた!メーカーセンスねえ!」といった意見を毎日見かけます。信頼度の数値に対して疑いを持つ声も少なくありません。
私も頻繁にパチンコを打つ身なので気持ちは痛いほど良く分かります。
なのでいま一度、演出の存在意義や信頼度という数値に関して詳しく考えていこうと思います。
この記事を読み終わる頃、もしかするとあなたはハズレ演出に対し「ハラハラするような楽しい演出を見せてくれてありがとう」と感謝するようになっているかもしれません。
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パチンコの演出信頼度
演出信頼度についての疑問点。
- 演出信頼度とは?
- 展開で増減する事はあるのか?
演出信頼度とは
演出信頼度とはその名の通り「演出が出た際に大当りに繋がる期待度」です。例えば赤保留の信頼度が70%なら、赤保留が10回出れば7回大当りするという計算になります。ただし確率というものはそう素直ではありません。これについては後述します。
信頼度の増減
演出の信頼度についてこう考えた事は無いでしょうか。
信頼度70%の赤保留から信頼度20%の弱SPリーチに発展した場合、信頼度は70%なのか、20%なのか、はたまたその間なのか。
実際にはもっと複雑に演出は絡み合いますが分かりやすく2つだけに絞っています。
私は20年前からパチンコ屋に通い雑誌のコラムを読み漁りネット上の情報なども多く見てきましたがこれに対する明確な答えというのは見た事がありません。なのでここからは推測となってしまいますが、恐らく答えは「機種によって異なる」でしょう。
メーカーによっても傾向というものは確実に存在します。あくまで体感ですが昔の京楽の台なんかはどれだけ熱い演出が「複合」しても簡単にハズレたりしました。
後に4大演出のうち3つが絡めば大当り濃厚といった要素が追加された事からも不評が多かったと想像できます
更に保留数でも変動秒数は変化するため、演出信頼度は確実に変化します。
要するに信頼度は台や状況によって大きく変化するものであり、すべてを記載するのは現実的では無いでのある程度の目安の数値を出しているのです。数値というのもを一概に鵜呑みにはせず、信頼度はあくまで熱い演出、寒い演出を見分ける為の指標程度にとどめておくべきです。
パチンコの当る仕組み
パチンコの当りを抽選するタイミングは「ヘソの奥にあるセンサーに玉が通った瞬間」です。当該変動が始まる前の先読みの段階で既に当りかハズレかは決まっています。演出の最中にボタンを必死に叩いたり願ったりしても時既に遅しです。見守るしかありません。
パチンコの大当り確率が1/319とした場合は319回転中318回転はハズレ変動で、当り変動はたった1回転しかありません。演出はこの大半を占める「ハズレ変動を退屈させないために存在する」と言っても過言ではありません。
ハズレ変動で何も起こらないようにするのは簡単です。むしろメーカーはそっちの方が開発が楽でしょう。しかしそれだとユーザーはつまらなくなりすぐに飽きてしまうのです。
人は都合よく考える生き物
98%をハズして数値が間違っていると怒る人でも、2%で当たった場合は運が良かったと思うだけでしょう。同様に、単発が続いて確率がおかしいと怒る人はいても大連チャンして確率を疑う人はいません。
この事からも利害を無視して客観的に物事を見れる人は多くないというのが分かると思います。人間の脳は自分の都合の良いように考えるように出来ています。自分のヒキが悪いのでは無く、台やメーカー、またはホールが悪い事をしたと思った方が精神的に楽だから自然とそういった考えになってしまいます。
確率は理不尽
確率というものは公平ではありません。時として理不尽に襲いかかってきます。私が覚えている中で精神的にきつかったのが設定6の初代パチスロ北斗の拳で7連続単発をくらった時です。継続率は「66%/79%/85%/89%」の4種類ですが、例えすべてが最低の66%だとしても7連続単発はなかなかでしょう…。投資も7万円を超えて気が狂うかと思いました!
ただ、逆に何をやっても上手くいくという時もあり、それがパチンコ・スロットの楽しさでもあります。
確率は非常に理不尽なものなのだと覚悟しておく事が長く遊ぶためのコツです。
シンプルな演出が好き
ここまで読んで頂いた方、どうでしょうか。
- 信頼度の数値はあくまで目安
- 演出が展開している時には既に当否は決定している
- ハズレ演出ばかりだと当りまで間が保たない
- 確率はそもそも理不尽
- ハズれない激アツはただのプレミア←
こう考えると、激アツ演出がハズレた際の怒りが100から90くらいにはならないでしょうか?せっかくお金を出して楽しんでいるのでパチンコの演出というものをストレスでは無く、楽しみに変えて頂けると嬉しいです。