ぱちんこ依存問題相談機関リカバリーサポート・ネットワーク(RSN、西村直之代表理事)はこのほど、「2019年ぱちんこ依存問題電話相談事業報告書」を発行。
ぱちんこ依存問題相談機関リカバリーサポート・ネットワーク(RSN、西村直之代表理事)はこのほど、「2019年ぱちんこ依存問題電話相談事業報告書」を発行。RSNの電話相談事業の成果を毎年、まとめているもので、昨年の相談件数は5222件(昨年対比573件減)。2006年10月の創設以来、RSN沖縄事務所での夜間対応(16~22時)を開始した2018年(5795件)に次ぎ、2番目に高い数値となった。相談者全体の内訳は、初回相談3203件中、「問題を抱える本人」が2662件(83%)、「家族・友人」が534件(17%)。次いで「ホール関係者」(4件)、医療機関などが支援する「援助者」(3件)の順。「本人」からの相談を年代別に分類すると、10代が108件(4%)で、20代が最多の884件(33%)。以降、30代が645件(24%)、40代が557件(21%)、50代が293件(11%)、60代が116件(5%)、70代が52件(2%)、80代が7件(1%未満)と、年代の上昇に比例して構成比率が低下。また、「本人」の相談経路は、ホール内ポスターが突出して多く1130件(42%)で、次いでインターネットが621件(23%)となっている。報告書では、「情報提供の広げやすさではネットが有効」としつつも、「ポスター掲示が、果たす役割は、依然として大きい」としている。