藤商事は8日、2020年3月期決算短信[日本基準](連結)を発表した。
2020年3月期(2019年4月1日~2020年3月31日)の連結経営成績は、売上高251億7200万円(前期比マイナス10.0%)、営業損失20億5400万円(前期は13億3700万円の営業利益)、経常損失22億7900万円(前期は14億9900万円の経常利益)、当期純損失47億1900万円(前期は7億9600万円の純利益)。
期中、同社は規則改正を契機としたパチンコホールにおける設置機種構成の見直しを「変化の時はチャンス」ととらえ、ヒットタイトルや新ジャンルの創出に努めるとともに、セカンドブランド(JFJ)を活用した販売戦略を展開。しかしパチンコ遊技機事業において、「P貞子vs伽椰子 頂上決戦」(6500台販売)や「P地獄少女四」(8500台販売)など下半期に投入した機種の販売不振に加え、型式試験の適合遅延にともなう投入タイトル数の減少などにより、販売台数が減少。その結果、販売台数は計5万100台(前期比マイナス25.9%)、売上高は195億6800万円(同マイナス16.3%)となった。
一方パチスロ遊技機事業では、「S喰霊-零- 運命乱 ~うんめいのみだれ~」(4000台販売)や「Sリング 恐襲ノ連鎖」(3800台販売)など4タイトルを販売し、販売台数計1万3600台(同プラス7.5%)、売上高56億300万円(同プラス23.6%)と前期を上回った。
なお、新型コロナウイルス感染症の収束時期によりパチンコホールにおける新台入替の対応等も大きく変動することが見込まれることから、現時点において適正かつ合理的な業績予想の算出が困難であるため、2021年3月期の連結業績予想及び販売計画台数の発表は見送った。
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