臨時休業中のパチンコ店が駐車場を開放し、献血活動やドライブスルー方式の弁当販売を行うなど自店の駐車場を有効に活用しようとする動きが出ている。
福岡県を拠点に、パチンコホール「ユーコーラッキー」などを28店舗展開するユーコーラッキーグループは、先月7日、福岡県に緊急事態宣言が出された翌日から全店を協力休業。そのうちの「ユーコーラッキーゆめパーク久留米店」の空き駐車場を、1日と4日の2日間、日本赤十字社福岡県支部に提供した。
会場では3密を避けるため待合の椅子も離して設置され、また消毒や検温、飛沫防止のビニールカーテンなどの感染予防に細心の注意が払われる中、初日の1日は108名が献血に協力。同社はFacebookのアカウント上で「弊社従業員だけでなく地域の皆さまにも多数ご参加いただけました。遊技ができなくても献血のために足を運んでくださったお客様の姿に、ジーンと胸に熱いものがこみ上げてきました。お暑いなかご協力いただきまして誠にありがとうございました」とコメントしており、この取り組みは多くのメディアで報じられた。
また、福岡県と佐賀県の全店で臨時休業している玉屋は、4月28日に同社経営の室見店と新宮店において恒例の献血活動を実施。日本赤十字社から、外出自粛の影響によって輸血医療に必要な輸血用血液が大幅に不足しているとの連絡を受け、毎年2回、春と秋に献血活動を行っている同社が協力を申し出た。献血には同社社員103名が参加し、この内97名が献血を行っている。
この他、「中津サミット(中津市)」、「DSG MEGA WORLD(金沢市)」、「ディーダス1137(金沢市)」、「ヤマトⅡ(富山市)」、「ハワイ伊勢店(伊勢市)」、「BBステーション佐野店(佐野市)」では、駐車場の敷地をドライブスルー会場として提供。地元飲食店によるテイクアウト方式での弁当販売や給食余剰野菜の販売会を行っており、利用者に喜ばれているという。
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