パチンコ業界の広告・宣伝に関わる企業で構成されるぱちんこ広告協議会(PAA)は31日、東京都豊島区の高田馬場BSホールにおいて「ギャンブル等依存問題勉強会」を開催した。
冒頭、挨拶した大島克俊理事長は、業界を挙げた依存対策の取組みがはじまっているなか、PAAでは依存症問題対策ワーキンググループ(WG)を2019年に立ち上げた事を報告し、「PAAとして『何ができるのか』『何をしなければいけないのか』を議論する事で問題意識を共有していきたい」との開催意義を説明した。
勉強会は、PAAが遊技業界に関わる広告事業者の集まる団体として、業界の重要課題の一つである依存問題をより深く正確に理解する事を目的に開催したもの。2019年8月の第1回に続く2回目の開催となった。今回はギャンブルに問題がある人のためのケアセンターとして活動する認定NPO法人ワンデーポートの中村努施設長を講師に招き、「ワンデーポートの取組みについて」をテーマに20年の依存支援活動を通して得られた依存対策への問題意識を共有した。
PAAWGは現在、「ギャンブル等依存症」(法律用語)の正しい理解、依存問題対策を「つなげる活動」(啓蒙啓発)、「ホールとの連携、模索」というテーマで活動している。これまでの検討を踏まえ、啓蒙啓発の一環として2月19日に和歌山県で開催される「ギャンブル等依存問題を考えるセミナー」(和歌山遊協主催)への協力を表明している。
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