東京都遊協は1月23日、都内文京区の東京ドームホテルにて、定例理事会及び新年賀詞交歓会を開催した。
冒頭、阿部恭久理事長は挨拶の中で、新基準機への計画的入替えについて「今夏は東京オリンピック・パラリンピックがあるため警視庁では警備に多くの人員が割かれる。新基準機への入替えのためと言ってこの期間に過剰な入替えをするのではなく、所轄との連絡を密に取り計画的に入替えを進めて頂きたい」と要請。また、広告宣伝規制についても言及し、「一部の鈍感な店舗だけとはいえ品のないイベントの広告宣伝が未だ後を絶たず、社会からの反感も非常に強い。必ずしも法令に触れない事柄であっても社会に与える影響を考慮した慎重な対応が求められる。秩序ある健全営業に努めてほしい」と是正を求めた。
議決事項では、RSN「パチンコ依存問題 予防・啓発リーフレット」の活用(案)が上程。第2回目となる「パチンコ・パチスロ依存問題フォーラム」に向け、より視覚的に訴求するため上記リーフレットを活用し、1セット(100部×6種)を都内全ホールに配置することが承認された。
理事会の報告事項では、「健全化センターに対する指導活動強化の要請」を行ったことを総務委員会が報告。この要請は、健全化センターにおける昨年1年間での是正指導件数は一昨年比約33%増の1,398件にも上り、隠語を用いた広告宣伝についての苦情やトラブルが増加している状況を受け、健全化センターから複数回の注意、指導を受けている組合員店舗を指導重点対象として取り組む他、検定・認定切れ遊技機の撤去状況確認、法令違反として複数回是正指導を実施した事案は行政通報事案として連合会長に報告するといったもの。こうした事態について小島豊総務委員長は、「注意喚起を受けているのは特定のホールに集中している。オリンピックやギャンブル等依存症問題啓発週間も控えている中、これ以上国民に誤解を与えないようより一層の指導強化を図っていく」と趣旨を説明した。
理事会に先立ち開かれた税務研修会では、四谷税務署の三宮修署長が登壇。市場調査の現状を語った上で、適正な納税や確定申告に関する広報活動への協力を仰いだ。
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