本誌編集部では年末年始特別企画として、2020年春~夏に認定切れとなる代表的な5号機(4選)を紹介。
本サイトでもお馴染みの元チャンピオン木崎氏が解説します。
→「2020年の初打ちはコレだ!?正月明け登場のシゲキ的パチンコ台4選&2020年春~夏に認定切れとなる代表的な5号機」の他記事
押忍!サラリーマン番長(大都技研)
番長シリーズらしい爆発力で2014年ナンバー1の機種に!!
番長シリーズの3作目となるAT機。主人公の轟金剛が父親の会社に入社し、サラリーマンになったという設定で演出が展開。それに伴い、前兆演出は特訓から研修に。鏡、雫といった新キャラも多数登場。AT直撃が狙える自力CZの仁王門が新たに搭載されている。
大まかなゲーム性は前作の押忍!番長2を踏襲。擬似ボーナスの番長ボーナスや仁王門などからATの頂RUSH当選を目指し、AT中は様々な上乗せ契機を経て、コインを増やしていく。AT(番長ボーナス)中は1Gあたり約2.8枚の純増。前作の番長2や後発の番長3より増え方が速いのも特徴だ。
本機の人気の要因はAT中に発生する番長シリーズらしい多彩な上乗せ契機。レア役による上乗せの他、前作からあった絶頂RUSHが大きな上乗せチャンス。保証の10G後はベルの押し順2択をハズすまで継続するため、ここでの2択成功回数が上乗せG数に大きな影響を与えた。絶頂RUSHでの獲得G数を携帯に収めている人も多いことだろう。
頂SRUSHは今作から登場した上乗せ契機。AT中、チャレンジ演出が発生した時、中リールに「BAR・弁当・BAR」が止まれば突入。BARが下段に揃った場合は2分割。BARがひし形に止まればSSRUSHとなり4分割に。この間にレア役を引くと、2回or4回分の上乗せ抽選が受けられた。S(S)RUSH自体が延長されることもあり、S(S)RUSHのロング継続とレア役成立がかみ合えば、大量上乗せが大いに期待できた。
ロングフリーズなどから突入する超番長ボーナスも健在。AT獲得と天国モード移行が保証されるので、爆裂出玉のきっかけにもなった。
番長ボーナスは赤7と青7のBIGだけになり、40G~100G継続。青7揃いの方がAT当選期待度が高いのは従来通り。70Gで終了すれば設定6濃厚。100G継続した場合はAT突入。さらに、その3分の1で超番長ボーナス突入とロング継続すれば夢が広がる仕様だ。
また、新しい試みが搭載されているのも本機の特徴。例えば、番長ボーナスの演出モードは轟BB、鏡BB、雫BBの3種類から選べるが、AT中も轟AT、鏡AT、雫ATと3種類の中から選べるようになっている。
BIGに赤7と青7があるように、ATにも赤ATと青ATが搭載されたのも新趣向。さらに、青7揃いと青ATが80%ループするブルーレジェンドというトリガーも存在。突入率は低いが、入れば大量出玉の契機にもなる。
番長ボーナス自体の抽選は本機独特のマップ方式を採用。前作の規定ゲーム数解除と似て非なる抽選方式を採用。これも新しい試みといえる。
このように、爆発力と新しい試みを兼ね備えた本機のゲーム性が評価され、販売台数は約12万台に。2014年に発表された機種の中ではトップの台数を誇った。
元チャンピオン木崎
平成4年(1992年)にパチンコ・パチスロ攻略誌の編集部に入社。入社1ヵ月後に出場した人気番組「TVチャンピオン」の「第1回パチンコ大会」で優勝。「チェリーバー」で、リプレイはずし攻略を最初に発見する。4号機が撤去されるまではパチスロの編集を専門にしていたが、その後はパチンコの編集も。現在はパチンコ・パチスロライターとして活動。
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