京都青年部会が第50回定期総会、節目において新井丈博氏が部会長に新任

京都青年部_総会

京都府遊協青年部会は4月18日、京都市の京都ブライトンホテルにて第50回定期総会を開催。議案審議では全4議案を審議し、全て可決承認されたほか、本年は任期満了に伴う役員改選が行われ、新部会長として新井丈博氏が就任した。

総会は会員数10名のうち本人出席9名、委任状1名の計10名により過半数に達し成立。冒頭、挨拶に立った木下大佑部会長は「今年も部会員の融和及び研鑽、全国の部会員の交流を中心に、チャリティゴルフや献血活動など社会貢献事業について近年では最も多い10名という会員数で活動することができた。来年度は青年部会50周年という節目の年でもあるため、部会員一同より一層活動に邁進してまいりたい」と述べた。

議事では第1号議案として令和6年度活動報告、決算報告及び監査報告承認の件が挙げられ、チャリティゴルフ大会や献血協力などの活動について報告があった。続いて第2号議案では令和7年度活動計画(案)として、研修会・青年部会OBとの交流による部会員相互の融和及び研鑚、チャリティゴルフ大会の開催や献血協力をはじめとした社会貢献活動の積極的な推進のほか、健全営業推進のための調査研究会等の開催や府警本部担当官との意見交換会が活動計画として挙げられた。

任期満了に伴う役員改選では、部会長として新井丈博氏、副部会長として新井若尊氏、金本鎮吾氏、神農康雄氏が選任された。

新部会長の新井丈博氏は就任の挨拶として「青年部会50年目という節目において大役を仰せつかった。しかし業界を取り巻く環境は年々厳しさを増し、営業店舗数の減少、社会的イメージの変化やユーザー離れなど逆風と言える状況が続いている。だからこそ青年部会が未来への希望を見出していかなければならない。青年部は遊技業界の伝統と未来の中間の立場であり、歴史と信用を大事にしながらも、時代に即した柔軟な発想で新たな価値を想像していく責務がある。団結を第一に開かれた運営を心掛け、業界の明るい未来のために少しでも貢献できるように努力してまいりたい」と所信を述べた。

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新部会長の新井丈博氏

総会には、京都府警察本部生活安全部生活安全企画課許可等事務審査室から中峰淳一室長補佐、吉本貴彦係長、大阪府遊連青年部会の金森健鎰部会長、兵庫県遊連青年部会の新井稔史部会長らが臨席。来賓祝辞では中峰室長補佐が登壇し健全営業について言及。各種ガイドライン、ぱちんこ営業に対する不正防止対策、のめり込みと依存防止対策、業界の社会的地位の向上の4点を取り上げた。

このうち、のめり込みと依存防止対策については「ギャンブル等依存対策基本法に基づいて策定されたギャンブル等依存対策の基本計画が2025年の3月に改訂されており、基本計画にはぱちんこ営業について広告宣伝の在り方、入店アクセスの制限、ATMの撤去などが盛り込まれている。この問題へは社会的関心が高く、その取り組みには府民の視点も注がれている。のめり込みに困っている方々や家族に寄り添っていけるよう、各種取り組みの推進を引き続きお願いしたい」と述べた。

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京都府警察本部生活安全部生活安全企画課許可等事務審査室の中峰淳一室長補佐

続いて登壇した京都府遊協の白川鐘一理事長は京都の青年部会が50周年となることについてその成り立ちに触れ「50年前に香川県の中尾元紀理事長(当時)が遊技業組合の全国青年部を発案し、まず京都、次に兵庫ができた。この2府県が一番古くからあり、そこから大分・群馬・新潟と発足し、今では全国13組合まで成長した。今後2030年頃にはIRカジノも開業するが、ただし我々の遊技産業という商売は、カジノとは全く異なる大衆娯楽である。これを肝に銘じ、若い世代が次の時代に伝えることを頑張ってほしい」と述べた。

総会終了後には懇親会も盛大に開催され、4年間部会長を務めた木下大佑氏にビデオレターと花束が贈られた。

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京都府遊協の白川鐘一理事長

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4年間部会長を務めた木下大佑氏(中央)

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