「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2024」喫煙者・非喫煙者が快適に共存できる空間づくりが望まれる/シーズリサーチ

シーズリサーチ

シーズリサーチはこのほど、「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2024」(調査元:シーズリサーチ)の喫煙に関する調査結果の速報版を公開した。レポートによると2024年の一般成人の喫煙率は18.7%と横ばいだが、パチンコ・パチスロ遊技者の喫煙率は58.7%と昨年に引き続きやや増加した。遊技者の喫煙率は昨年と同様に一般成人の約3倍となっており、遊技と喫煙の相関性は引き続き高いものとなっている。

遊技者の喫煙率を年代別でみると、30代が最も高く64.8%で昨年よりも上昇、次いで40代が62.8%、20代が62.3%となっている。「吸っていたがやめた」割合は引き続き年代が高くなるほど高くなっており、50代が21.4%、60代以上では35.8%となった。

たばこの種類でみると、「紙巻たばこ」を吸う人の割合は年代が高くなるほど高く、40代 53.3%、50代 65.2%、60代以上 72.5%となった。一方、「加熱式・電子たばこ」を吸う人は年代が低くなるほどその割合が高く、20代 23.9%、30代 38.6%、40代 32.5%となっている。また、「加熱式・電子たばこ」の割合は引き続きすべての年代で高くなっており、特に30代では7ポイント程度上昇した。40代以下の遊技者においては、「加熱式・電子たばこ」対応の喫煙環境にすることで約半数程度がカバーできる状況となっている。

同社は、「パチンコ店の喫煙に対する『煙い』『臭い』といった環境は、店内で紙たばこが吸えなくなったことで、ストレスはやや軽減されたと考える。しかし、一般成人の喫煙率と相反して、遊技者の喫煙率は約6割と上昇しており、中でも遊技者のなかで近年増加傾向にある『加熱式・電子たばこ』は一部のエリアで喫煙可能なことから、喫煙者にとっては『良い』環境である反面、非喫煙者(喫煙休止者含む)にとっては以前と比べ良くなったものの、一部の人には好ましくない環境であることも留意したい。以前に比べ、喫煙に関する遊技環境は改善されつつあるが、喫煙者と非喫煙者が快適な遊技環境で共存できる空間づくりは双方で引き続き望まれている」とまとめている。

調査は、WEBアンケートにて2024年2月下旬に、スクリーニング対象者数41,077サンプル、本調査1,500サンプル(過去1年以内の遊技経験者)を対象に実施した。調査エリアは、2大都市圏を中心に政令指定都市を含む道府県、その他地方を合わせた全国47都道府県。

本調査をはじめとする遊技者の動向データをまとめた「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2024」(発行:シーズリサーチ)は、現在発売中。

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