●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若318
はい皆様ご機嫌麗しゅうっ！いやーもう12月28日という事で…今年もあと3日あまりで完全終了となってしまいますNe☆

先週からのお話が今年のシメとなるので、なるべく出来るだけちゃんと完結するよう努力する次第でございますです、はい。

大晦日営業など、時間的に早く閉まったりする変則営業。最近でこそキッチリと案内として事前に「◯◯時〜◯◯時まで営業致します」と告知しておくのが当たり前だが、昔は【閉店時間未定】で開店して、いい頃合いで突如店長マイクが炸裂して即時閉店！確変引いたばっかり？そんな事知るか！今すぐハンドルから手を離せ！って感じで…そりゃあもう所々で怒号が飛び交う事態になるワケです。

ナカムラ店長の独自ルールとして、さすがにマイクで「はい！今すぐ閉店！」はナシ。最低でも30分前に告知してからってのを守ってたんだよね。もちろん大前提として粗利最大値を意識はしてるんだけど、こればっかりは打ち手の気持ち的なものを多少考慮しなきゃ、取り返しのつかない不信感を植え付けちゃうんだわ。

とある大晦日、一応の目安である17時のタイミングを華麗にスルーして、ホールコン画面とにらめっこしている状態。本音を言うと早く閉めて帰りたいんだけどねww

そして迎えた18時半、

( ﾟДﾟ)よし！ここだ！

と、颯爽とマイクを持ってホールへ出る。客側も早仕舞いは分かっている事なので、19時閉店を告げるところまでは平和だったんだが、いざ19時の3分前…閉店音楽も流して、マイクでも「あと少々のお時間をもちまして〜」とやっている最中に、常連という程でもないがたまーに来ているオバサマの打っていた初代大海にエビ揃い降臨。

( ﾟДﾟ)あぁー可哀想に…

と眺めながらも、19時になって一斉に手止めに入る。当然ナカムラもその作業をする1人なので、打ち続ける皆様に声かけしてハンドルから手を離してもらうのだが、この初代大海のオバサマだけは声かけしても無反応。一心不乱に画面を直視して、全くこっちの言葉が聞こえないようだ。

しかたなく肩を叩いて、

( ﾟДﾟ)「すいませーん、閉店になりまーす」

とお伝えしても無反応。

耳が不自由な方の来店もあるので気を使ってみたが、明らかに無視である。実力行使とまでは言わないが、ハンドルを持つ手ごと左に捻って打ち出しを止めても、すぐにまっすぐ画面を凝視しながら再度打ち出し開始。
確変中なので当たる前に止めたいところだが、当たったとて電源カットな運命なのにねぇ。耳元で

( ﾟДﾟ)「おーい！聞こえてるんでしょー！」

って叫んだら、ビクッとしとるがな。聞こえてんじゃん。

埒が明かないので、幕板を開けてコンセント引っこ抜き！当然ながら台は全消灯！しかしオバサマはガンギマリの目で微動だにせずハンドルを握ったまま。

( ﾟДﾟ)なにこれ怖い。

そして再度耳元で声をかけると、プルプル震えだして…

(婆TдT)「うわぁぁぁぁぁぁ！」

号泣。まさに号泣。

しかし今まさに閉店交換ラッシュの真っ最中で、このオバサマにかかりきりになる余裕はない。とりあえず他のお客さんをほぼほぼ捌ききった後、再び硬直したままのオバサマの所に戻って話くらい聞こうじゃないか。

( ﾟДﾟ)「どうしたのさ？」

電源が切られた台のハンドルを握ったままの手を離させ、横に座って話しかけると、また大号泣しながら

(婆TдT)「おどぢだまぁ…おぜぢりょぉりぃ…」

話を聞いてみると、どうやら朝から突っ込んで、お節料理代やお年玉代諸々を使い込んだ模様。そしてやっとこさ確変GET即閉店。泣きたくなる気持ちは、1人のパチンカスとして痛いほど分かる…自分も若い頃、使っちゃいけないお金を握りしめてパチンコ屋に突撃して、とんでもない絶望の帰り道を幾度経験したことか。

だが、こればっかりはどうしようもない。残り30分切っても打ち続けたのはオバサマ本人。

( ﾟДﾟ)ん〜せつない！

正月準備の買い物に出掛けて、5万負け

( ﾟДﾟ)勝った分で買い物すれば、まるまる浮くじゃん♪

というパチンカス独特の経済理論、分かる！めっちゃ分かる！買い物を先に済ませると、軍資金が減ってしまうもんね！分かる！悲しいかなメチャクチャ分かる。

だがしかし何もできない。

せめて1回分の出玉の交換と、カードに残った残高の精算を促して、退店してもらうしかない。

魂の抜けきったハニワのような顔になったオバサマをカウンターに誘導し、賞品を渡して後ろ姿を見送る。

( ﾟДﾟ)マジせつない。

1年の最後の最後にセンチメンタルジャーニーな気分になっちゃったが、年が明けて3日くらいにはまた元気よく大海に諭吉を突っ込むオバサマを確認できたので、まぁまぁ何とかなったんだね。

ちなみにここ数年は、先に買い物してからじゃないとパチンコしてはいけないという、社会では当たり前のルールがやっと身についた私です。

それでは皆様！良いお年を！

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