佐賀県唐津市を中心に「キングホール」を展開する新富商事(佐賀県唐津市、新冨哲也代表取締役社長)は、7月10日に九州北部を襲った記録的大雨で被災した唐津市で、7月20日に平方好晃TQM推進室室長以下社員20名がボランティア活動を行った。
本来、20日は社内研修を予定していたが、13日に佐賀県がボランティアセンターを開設したとの情報を研修参加者がキャッチし、ボランティア参加の提案を会社に行ったことから実現した。研修のため社内のシフトを変更していたことで、研修からボランティア活動へのシフトがスムーズに行われたという。さらに全社にも呼びかけたところ、ホール業務担当の約半数にあたる27人もの応募があったが、シフトや猛暑、力仕事が中心となる作業内容から14名と本部の6名が参加した。
猛暑が続く現地では、一軒の民家の裏手に押し寄せた土砂を撤去。裏山と民家の間に残った幅1メートルほどの隙間に入り、腰のあたりまで溜まった土砂をリレー方式でかき出し、軽トラックに積み込み廃棄指定場所へ運び出した。山から流れ込んだ土砂には枝や、数人かかっても運び出せない大きな岩などもあった。
また、「社員やお客様からの気持ちを合わせた義援金を贈りたい」と新冨社長の声がかりもあり、前年度に蓄積した募玉・募メダルと、スタッフ間の“ありがとうカード”枚数を金銭換算して積み立てた資金、さらには会社と新冨社長からの寄付を合わせ、2地区に合計40万円を寄付した。
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