●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若293
はい皆様!毎週木曜日、憩いのひと時を謎のオッサンのコラムで麗らかにお過ごし下さいませ。
今回でこのシリーズもフィニッシュ(たぶん)ですので、どうかよろしくお願い致しますです。
まさかまさか「あの高砂電器」が天下を獲った「クリエイションカード」だったが、地域によってはカードユニットの真横に現金サンド併設という、
( ゚Д゚)それでええんかww
と笑ってしまうほど、掟破りの本末転倒モードが炸裂しまくったり、比較的すぐに他社から追随したシステムが出てきたり…栄華は長く続かず、やはり高砂は高砂でその後カード事業が切り離されて、グローリーに売却されたのだった。
そうそう、高砂といえば新筐体で「新生高砂」を謳い、大型版権fromハリウッド「ROCKY」が業界大注目だったのだが、発表会で大々的にお披露目されたその姿は、まさかの液晶もドットも4thリールも何もなし、ゲーム性もヒネリ無しの純Aタイプで下パネルも黒地にROCKYと書いてあるだけ、ROCKYらしさはボーナス中の音楽だけという潔さで…北電子のBON JOVIと共に「世紀の版権無駄遣い」として歴史にその名を残しているが、BON JOVIはジャグラーありきの完全抱き合わせ専用機として手抜き開発だったことを考慮すると、本気で開発されたROCKYが単独1位だと思われる。
……おもっくそ脱線したが、話を戻そう。
このクリエイションカードシステムから、いちいち席を立って自販機にカードを買いに行く手間が時代遅れになると同時に、当初の三菱・三井・住友の三大商社のカード権益独占構想も砕け散り、CR導入を強引に先導していたK井氏&H沢氏も、各社に莫大な赤字だけを押し付けて次第にフェードアウト。儲からないなら興味ない。
(H・_・)ボクしーらないっと。
こうしてCR機強制導入の流れは一旦落ち着き、その後嫌がらせのように5回リミット時代が来るのだが、それはまた別の機会にお話しよう。
ちなみに、莫大な赤字を喰らいまくった各カード会社は、怪しい履歴の残るホールに対して怒涛の訴訟RUSHを発動させまくり、それで潰れたホールもポツポツあった模様。
大阪ミナミの外れにあった某ホールは、明らかに偽造カードを店ぐるみで使っていて…なんなら閉店前に偽造カードで玉出すのを手伝った事もあるのだが…泥沼裁判を真っ向から受けて立った結果、どのメーカーや販社からも新台(中古含む)を売ってもらえなくなり、一切新台入れ替えをできなくなったので…必然的にアレジン・エキサイト・ソルジャー・パワフル・クイーン・エキサイトジャック等など、社会的不適合機撤去で絶滅したはずの超絶名機達が年単位で残り、紆余曲折を経て大繁盛店になるという皮肉。
(・ω・)新台買えないんだからしょーがないやんけ。
という超理論を、警察相手にもゴリ押し通す姿に惚れそうになったのは内緒だ。
(・ω・)どうしろってんだよ?あん?
政治的圧力主導で始まったこのCR機登場のドタバタコメディーは、いろんな猛者達が業界内で暴れまくり、結局誰得?でグダグダになった。
今やそのCR機もP機に変わり、さらにスマパチへと移行す…るのかな?まぁ今ほど情報発信が容易な世の中になった以上、ここまであからさまで政治色丸出しのドロドロ劇場は二度と起こらないだろうね。
あの時代ならではのお話でございました。
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。
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