●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若288
はい皆様ご機嫌麗しゅうっ!先週は続きモノをブッタ切って緊急差し込み記事をお送りしましたが、今週は予定通り「CR機登場のウラ側」を語りますYoっと。
そもそもCR機って、ホール側は誰一人として歓迎してなかったのよね。パチンコ業界は右肩上がりで絶頂期、保留玉連チャン機やアレパチが現役バリバリで活躍している中、CR機の専売特許である「確率変動」なんてなくとも…と言うか、内部確率が変わって連チャンする機種なんて普通に元からあったし、初期のCR機は爆発力もさほどではなかったワケで。
当時のホールにとって、CR機導入の一番の障壁はなんと言っても【設備投資】であった。当時のナカムラ少年はまだ高校生でコソコソ打つ側だったので、その設備投資がいかほどだったかはあまり詳しくないが、数千万円単位であったという話だ。
それだけの投資をする意味がまったくもって無かったのが正直なところで、当初は行政側と繋がりが深いホールの、オトナノジジョー的な理由でしか導入は進まなかった。
表向きは脱税防止と健全化を大義名分にして、政治的な思惑が前面に押し出されてムリヤリ出航したCR機だったが、いかんせん導入ホールが伸びない。
( ゚Д゚)当たり前だ。
政治的思惑は前回も書いたが、日本経済の中核を担う財閥企業へ利益誘導すべく、船頭で旗を振っていたのが政治家の某K井氏で、いっこうに進まないCR機導入に業を煮やしたに違いない。
(K・ω・)どうやったらみんなCR機を導入するんだろ?
となって、出した答えは「射幸性をCR機のみに特化すればいい」だったんだろうね。もはや最初に掲げた【健全化】とは真逆の選択肢だが、簡単に言うと
(K・ω・)CR機は爆裂OK!
(K・ω・)CR機じゃない爆裂機は禁止!
である。うん清々しい。だってもう財閥企業が乗りかかった船状態だしね。今さら「たいして儲からなかったね!てへぺろ♪」とは死んでも言えない。メンツが許さない。袖の下もっと欲しい。
てなワケで、それまで比較的大人しいスペックだったCR機が突如凶暴化……CR花満開の登場である。2500発×2回ループ(確変中は確変図柄40%)+保留連という泣く子ももっと泣くエグい猛爆スペックはアッという間にパチンコファンをジャンキーにして、一気にホール側も「CR設備買いたい!」に傾いたのは言うまでもない。
そこから怒涛の普及率アップを成し遂げたCR機だったが、当時はまだまだ現金機も強くて…ホール内に10シマあったとしたら、多くて4シマがCRって感じ。アレジン・エキサイト等のアレパチ、ダイナマイトの爆連やミルキーバーみたいな3回ワンセットがある権利モノ、綱取物語やパワフルのような連チャンフィーバー機、他にも当時はまだハネモノもあったね。ここらへんの機種の根強い人気はハンパなくて、どう考えてもシェアを奪いきる事は到底無理である。
だったらどうするのか……
これ以上CR機のシェアを上げるにはどうすれば良いのか……
(K・ω・)邪魔な機種は社会的不適合機として撤去すべし。
はい、ここに繋がるんですね。
ダービー物語事件(※次週言及)があり、一気にこの問題に突入する。
つづく
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。
The post 【コラム】CR機登場のウラ側が面白い話/CRAナカムラ first appeared on 『遊技日本』.
Copyright © 2023 『遊技日本』 All Rights Reserved.