関西遊商が通常総会、小西哲也理事長を3選

関西遊商_総会

関西遊商は5月24日、大阪市中央区のホテル日航大阪において第62回通常総会を開催。5月8日から新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したことにより、総会は3年ぶりに組合員直接参加となった。

総会に先駆け開かれた代表者研修会では、大阪府警察本部生活安全部保安課の林秀行課長補佐が講話。日頃の社会貢献活動に謝意を示し、大阪府下の犯罪情勢を報告したほか、業界に向けては、①遊技機の不正改造事案の根絶および流通過程における健全化、②使用済み旧規則機の適正な処分、③児童・乳幼児の車内放置事案の防止の3点を要請した。

続いて、同組合の社会貢献活動に対して感謝状の贈呈が行われた。幡多伸子区長(大阪市浪速区)、林田潔常務理事(大阪府共同募金会)、駒田修調整監(大阪府赤十字血液センター)から感謝状が贈呈され、幡多伸子区長は「浪速区では安心・安全な町づくりを目指し、犯罪抑止への取り組みを進めている。貴組合からこれまでいただいた31機の防犯カメラが区民生活を守り、防犯対策に役立っている」と防犯カメラの寄贈や地域の清掃活動について感謝の意を表した。

総会では小西哲也理事長が、会員各社のメイン事業である中古遊技機流通について「2022年度は約55万台と、2021年度の約75万台から大幅に減少している。10年前と比較すると半減しており、厳しい状況は続いている」と現状を報告。スマート遊技機の登場については「今後の展開に大いに期待しているところ。日工組のKIBUN PACHI-PACHI委員会による諸活動が、従来のファンのみならず新規ユーザーや休眠ユーザーにも届けられることを期待している」と語った。

議案審議では、2022年度事業報告をはじめとする全5議案が上程、すべて原案通り承認された。任期満了に伴う役員改選では、小西理事長を再選した。

総会後の懇親会では、来賓を代表して大阪府遊協の河本勝弘副理事長が祝辞を述べ、京都府遊協の白川鐘一理事長の乾杯の音頭で開会した。

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幡多伸子区長(大阪市浪速区)から感謝状が贈呈

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